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ウクライナ軍がルハンシク州へも進撃、リシチャンスク付近の村を奪還

ウクライナ軍がルハンシク州へも進撃、リシチャンスク付近の村を奪還
Twitter/Defence of Ukraine

ウクライナ軍が東部のルハンシク州にも進撃しており、すでに主要都市の近くにある村を奪還した。

 

ルハンシク州の村を「完全に支配」

 

ウクライナ軍は9月19日、ルハンシク州の都市、リシチャンスクに近い村、ビロホリフカ(Bilohorivka)を奪還したという。

 

ルハンシク州のSerhiy Haidai知事も、テレグラムでウクライナ軍がビロホリフカを「完全に支配」しているとし、次のように述べている。

 

「(ビロホリフカは)リシチャンスクの郊外だ。すぐにでも、この卑劣な連中(ロシア軍)を箒で追い出してやる。一歩一歩、一センチずつ、侵略者から国土全体を解放していくのだ」

 

 

またHaidai知事によれば、自称・ルハンスク人民共和国の指導者たちはパニックに陥り始めているという。

 

そしてロシア兵が路上で男性を拘束し、軍隊に徴兵しているという報告が多数寄せられており、ロシア軍の軍事的撤退を人々が知るのを防ぐため、移動通信とインターネットは妨害されていると、Haidai知事は説明している。

 

ロシア兵200名が死亡か?

 

ビロホリフカ村の東にはリシチャンスクがあり、さらにその東には要衝のセベロドネツクがある。

 

ロシア軍は7月にセベロドネツクを陥落させ、その後リシチャンスクにも進撃。これによりルハンシク州全域を掌握した。

 

またウクライナ軍は9月18日、セベロドネツクの北にある町、Svatoveへも攻撃。この町はロシア軍の前線基地とされ、以前バスの停留所として使われたホテルにはロシア兵が滞在していたが、ウクライナ軍はそこへミサイルを撃ち込んだという。

 

ウクライナ軍の主張では、このミサイル攻撃により、200人のロシア兵が死亡したそうだ。

 

 

シンクタンクの「戦争研究所」は、ロシア軍が援軍を送ることができておらず、ウクライナ軍の攻撃に対しても脆弱だとの見方を示している。

 

ロシアのプーチン大統領は、ルハンシク州とドネツク州の掌握が「特別軍事作戦」の目標だと述べていたが、どうやらそれらも達成できない見通しとなっている。

 

ロシア軍が原発付近をミサイル攻撃

 

一方、ウクライナ南部のミコライウ州では、ロシア軍がミサイル攻撃を続けており、同州にあるピブデンヌークリンスク原子力発電所付近に着弾したという。

 

 

またミサイルは施設を損傷し、窓ガラスを吹き飛ばし、3本の送電線が一時的に切断されたそうだ。

 

この攻撃で原子炉はダメージを受けておらず、運転は通常通り行われているが、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍の無謀な行動を非難した。

 

出典元:The Guardian:Russian strike at Pivdennoukrainsk nuclear power plant but reactors not damaged – as it happened(9/19)

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