ウクライナ軍により解放された村で、抜かれた大量の金歯や虐殺の痕跡を発見
ウクライナ北東部、ハルキウ州の村で、ロシア軍が住民に行ってきた拷問の痕跡などが発見された。
拷問に使われたガスマスクも発見
その痕跡が見つかったのは、ハルキウ州のPisky-Radkivski村とされている。
ここはロシア軍により占領されていたが、先日ウクライナ軍によって解放されたという。
しかしその後の調べで、村には拷問部屋があったことが確認され、そこにあったプラスチックの容器には、大量の金歯などが入っていたそうだ。
これらの金歯はロシア軍の兵士によって、住民から引き抜かれたものと考えられている。(追記:現時点では本当にロシア軍によるものかは、明らかになっていない。地元の歯医者が所持していたものとの意見もある)
EXCLUSIVE @BILD: We spoke to local dentist Sergey in the village about this horror-photo: „The teeth look like the ones from my cabinet, my house was looted by russians. They come from people that I treated all these years. I took these teeth out.“ Story: https://t.co/nnIjHzvilN pic.twitter.com/c9S7X4XTnJ
— Paul Ronzheimer (@ronzheimer) October 5, 2022
また拷問に使われたらしいガスマスクも発見され、刺激臭を吸わせたらしく、そこには燃えた布が詰められていたという。
遺体は手を縛られ、膝や後頭部に銃弾の傷
発見された数十の拷問室は、廃墟となった政府の建物の地下にあったそうだ。
そこで発見されたある遺体は、手を縛られ、膝や後頭部に銃弾の傷を負っていたと言われている。
このような場所からなんとか生還した人は「何週間も拘束され、尋問の際には定期的に拷問を受け、感電させられたり、軍や政府と関係のある地元の人々の名前を言うように命じられたりした」と語っている。
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) October 4, 2022
この拷問現場を確認したハルキウ地方の主任調査官、セルヒイ・ボルビノフ氏は、次のように投稿している。
「隣人は常にここから悲鳴を聞いていた。(略)生き埋めにされる拷問や、火でくすぶっている雑巾を使ったガスマスクの使用は、警察にも知られていた。ディルド(ペニスの形をしたアダルトグッズ)と、引き抜かれた歯の入った箱も、拷問室から発見された」
先日は、ハルキウ州のイジュームでも集団墓地が発見されており、ロシア軍が住民らを虐殺した証拠などが収集されている。(了)
出典元:MailOnline:Russian torture chamber with bucket of pulled-out teeth and gold fillings where people were ‘BURIED ALIVE’ is uncovered in newly-liberated Ukrainian town(10/5)