ロシアとの戦闘で、元ネイビーシールズのアメリカ人が死亡【ウクライナ】
ウクライナでの戦闘に参加していたとみられる、元アメリカ海軍特殊部隊の男性が死亡した。
1月18日にウクライナで殺害される
死亡が確認されたのは、特殊部隊「ネイビーシールズ」の元隊員であるダニエル・W・スウィフトさんだ。
アメリカ海軍は声明で、スウィフトさんが2023年1月18日にウクライナで殺害されたことを確認できたと述べている。
また国務省もウクライナでアメリカ人が死亡したことを確認したが、彼の身元は明らかにしていない。
国務省の報道官は、ABCニュースに提供した声明の中で「我々は彼の家族と連絡を取り合い、可能な限りの支援を行っている。この困難な時期に家族のプライバシーを尊重するため、これ以上何も付け加えることはありません」と述べた。
長い間、特殊部隊の隊員だった
スウィフトさんは、イラクとアフガニスタンへの派兵を含む、12年間の海軍キャリアのほとんどを、「ネイビーシールズ」の隊員として過ごしてきたという。
しかし、海軍の勤務記録のコピーには、2年間の兵役中断が示されており、その後、彼は「ネイビーシールズ」に復帰し、隊員として活動を再開していたそうだ。
また彼は2019年から脱走兵の状態になっており、これはおそらく「ネイビーシールズ」での軍務を離れた後だったと考えられている。
死亡した6人目のアメリカ人
国務省は、約1年前のロシアの侵攻を受けて、アメリカ人がウクライナの部隊に参加しないよう繰り返し求めてきた。
しかし、それでも一部のアメリカ人は、ウクライナ軍と共に戦う国際的な戦闘員の部隊に参加するために、ウクライナへ向かっていったという。
スウィフトさんは、ウクライナで戦闘中に死亡した6人目のアメリカ人になるそうだ。
ウクライナには、首都・キーウのアメリカ大使館で働く少数の人を除けば、アメリカ軍関係者はいないとされている。(了)
出典元:ABC News:Former Navy SEAL killed fighting in Ukraine(1/21)