ロシア軍が住宅地にテルミット弾を使用、雨のように降り注ぐ映像が浮上
ロシア軍がウクライナで、使用が禁止されている爆弾を落とし、その映像が公開されている。
ドネツク州の町で撮影される
映像が撮影された正確な日時は明らかになっていないが、場所はドネツク州の町、Vuhledarとされている。
映像には住宅地に、無数の光る爆弾が落とされ、雨のように降り注ぐ様子が映っていた。
この爆弾は「テルミット弾」と考えられており、民間人への使用は戦争犯罪とみなされている。
Russian forces rain incendiary projectiles on Vuhledar, Donetsk Oblast, eastern Ukraine
The incendiary projectiles create mass fires that are extremely hard to extinguish. Using such shells against residential areas is a war crime.
📹https://t.co/F1hgTMiYVQ pic.twitter.com/Kt92qiTHwf— Euromaidan Press (@EuromaidanPress) March 11, 2023
肉体も焼き尽くす
テルミットはアルミニウムなどの金属と酸化鉄からなる混合物で、点火すると高熱を発するため、ナパーム弾と同じように焼夷弾として使用できるという。
また焼夷弾は、消火が極めて困難な大量の火災を発生させ、非常に高温であるため、軍用機器を破壊するだけでなく、肉体を焼き尽くすことも可能だといわれている。
ロシア軍は以前も、この「テルミット弾」を使用しており、残忍な方法だとして国際社会から非難されている。(了)