反プーチン派のパルチザンがベルゴロド州を襲撃、ロシア兵を捕虜にする
ロシア人で構成された反プーチン派のパルチザンが、ロシア兵数人を捕らえたと明らかにした。
10人以上のロシア兵が捕虜か?
プーチン政権打倒を掲げるパルチザンの「ロシア義勇軍」は6月4日、テレグラムで公開した映像において、ロシア領内のベルゴロド州への襲撃により、ロシア兵十数人を捕虜にしたと述べた。
また今後、この捕虜らを、ウクライナ側へ引き渡す予定だと明らかにした。
公開された動画には、約10人のロシア兵が捕虜になっているように見え、また2人が病院のベッドに横たわっている様子も映っていたという。
ベルゴロド州では「自由ロシア軍団」も戦闘に参加していたと見られ。同軍団のテレグラムにも同様の動画が公開されている。
The “Russian Volunteer Corps” has released a Video which is reported to show at least 10 Russian POWs which were Captured recently during Fighting in the Belgorod Region; with the RVC stating that a Prisoner Exchange which was planning to occur today at the Shebekino Border-Cross… pic.twitter.com/KXjZLcPyKa
— OSINTdefender (@sentdefender) June 4, 2023
州知事が会うことを約束するも…
「ロシア義勇軍」は当初、2人のロシア兵を捕虜にしたと発表。その後、さらに多くのロシア兵が捕らえられたと明らかにした。
ベルゴロド州のVyacheslav Gladkov知事は、捕虜になった兵士らが、まだ生きているのであれば、パルチザンに会うことに合意したという。
しかし「ロシア義勇軍」の兵士は、結局Gladkov知事が約束した場所に現れなかったと述べている。
このため今回捕まったロシア兵は、捕虜交換のためにウクライナ側へ移送されることになるようだ。
⚪️🔵⚪️ Volunteers of the Russian Volunteer Corps and Freedom of Russia Legion taking souvenirs to the Ukraine in the Bilhorod region.#ukraine #ukrainain #russia #RussiaIsCollapsing #RussiaisATerroistState #russian #Belgorod #Bilhorod pic.twitter.com/Xy51zseMCB
— Intermarium 24 (@intermarium24) June 4, 2023
州内では戦闘が続いていた
ロシア国防省は、自軍がこのパルチザンを一掃し、ウクライナ国境へ押し戻したと主張していたが、その後もベルゴロド州内での戦闘は続いてきた。
Gladkov知事も先週末にかけて、州内の町で攻撃が続けられていると認めており、6月3日には攻撃で2人が死亡したと明らかにしている。
ただウクライナ側は、このような国境を越えた攻撃への直接的な関与を否定している。(了)
出典元:The Guardian:Pro-Ukraine group of partisans captures Russian soldiers(6/4)