タイの空港で、女性が「動く歩道」に挟まれ足を切断
タイの空港で、水平型のエレベーターで移動していた女性が機械に挟まれ、足を切断する事故が起きた。
スーツケースに躓き、左足を挟まれる
その出来事が起きたのは6月29日、場所はバンコクのドンムアン空港とされている。
当時、57歳のタイ人の女性は、空港の2番ターミナルへ向かうため、水平型のエレベーター(トラベレーター)に乗っていたという。
しかし持っていたスーツケースに躓き、左足がエレベーターの端にある装置に引きずり込まれてしまう。
医療チームが左足の膝上から切断
そばにいた人々は、懸命に非常スイッチを押そうとしたが、その間にも、機械が女性の足の筋肉、腱、骨を切り裂き続けたという。
最終的に医療チームが現場に到着したが、挟まれた女性の左足を膝上から切断せざるを得なかったそうだ。
その後、緊急治療のため女性は、バンコクにある病院に運ばれた。
しかし当初、運ばれた病院では脚の再接着はできないと告げられたため、女性は可能性を見極めるために別の病院への転院を希望したという。
タイの空港当局は事故原因の究明を命じており、ドンムアン空港は事故の責任を全面的に受け入れると同時に、「医療費と補償金の面倒を見る用意がある」と述べている。(了)