ゼレンスキー大統領暗殺計画が発覚、ロシア側を手助けした女を拘束
ウクライナの保安当局は、ゼレンスキー大統領の暗殺を手助けしたとして、情報提供者を拘束した。
ロシアに情報提供した女を拘束
ウクライナ保安庁(SBU)は8月7日、ゼレンスキー大統領が洪水被害を受けた地域を訪問した際、ロシアによる暗殺計画を手助けした情報提供者を拘束したと発表した。
SBUによれば、拘束されたのは女で、ゼレンスキー大統領が南部のミコライウ地方を訪問する前、大統領の旅程を知るために情報収集をしていたという。
また容疑者の女は当時、ロシア軍がミコライウ地方への大規模な空爆を準備するのを、手伝っていたとされている。
しかしウクライナ側は、この陰謀を事前に察知しており、ゼレンスキー大統領の訪問中に追加のセキュリティ対策を講じていたそうだ。
警察が監視、現行犯で逮捕
SBUによれば、容疑者の女に指示を出していたロシア人「ハンドラー」や、任務についてより多くの情報を得るために、警察が容疑者を監視し続けたという。
その後、SBUは、ロシアのシークレットサービス(諜報機関)に情報データを渡そうとした女を、現行犯逮捕したそうだ。
女はミコライウ州南部の「Ochakiv」という小さな町に住んでおり、以前はそこの軍事基地の店舗で働いていたとか。
また容疑者は、電子戦システムや弾薬のある倉庫の場所に関するデータも、求めていたとされている。
女は、武器や軍隊の動きに関する情報を無許可で流布した罪に問われ、有罪判決を受ければ、最長12年の禁固刑に服する可能性があるという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Ukraine detains informer accused of helping Russia plot attack on Zelenskiy, says security service – as it happened(8/7)