高さ185mの綱渡りを自撮りした動画に、背筋が寒くなる
スラックラインというスポーツの世界チャンピオンが、地上185mに渡したライン(専用のロープ)上を150m歩いて渡り、その様子を自撮りした。
カタールの新名所「カタラタワー」で
スラックラインは、2点間に張り渡した専用ラインの上を歩くスポーツ。いわゆる綱渡りだが、ラインはピンと張らず、たるみを持たせるのが特徴だ。
エストニアのJaan Rooseさんは、このスラックラインの世界大会で3度優勝しているチャンピオン。今年の6月に、新たな世界記録に挑戦するため、RedBull(エナジードリンク)とコラボして、カタールの高層タワー「カタラタワー(Katara Towers)」にラインを張った。
「カタラタワー」は、ドーハの北の湾岸に2022年にオープンした新しいランドマークで、まるでツノのような形の2つのタワーを持つのが特徴だ。
RooseさんがGoProカメラで自撮りした動画は、今月初めにRedBullのインスタグラムアカウントで公開された。投稿文にはこう書かれている。
Jaan Rooseは高さ185mに宙ぶらりんで、ツアーガイドのように喋っている。
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「見ているだけで手に汗握る」
動画中のRooseさんはこんなことを言っている。
「……右手から日が昇っている。左は風が吹いている。何ていう眺めだろう。ラインの中頃はちょっと揺ら揺らする。風がすごく強い。オッ、アッ、アッ……」
命綱をつけていると分かっていても、安心して見てはいられない動画だ。「見ているだけで手に汗握る」「以前にこういうことをして死んだ人がいなかったか?」「朝日だとか風だとか言ってる場合じゃない、足の下は奈落だぞ」といったコメントが寄せられている。
Rooseさんによれば、一番苦労したのは「日が高くならない日中に、風の弱い時間を見つける」ことだったそう。(了)
出典元:abp Live:Nerve-Wracking Video Shows Man Walk 185m High Slackline In Qatar(8/6)
出典元:BBC News:Qatar: Man walks slackline 185m above ground(7/31)
出典元:一般社団法人スラックライン推進機構:スラックラインの説明
出典元:Wikipedia:Katara Towers