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店に掲げた「レインボーフラッグ」を巡ってオーナーの女性が、男に銃で殺害される

店に掲げた「レインボーフラッグ」を巡ってオーナーの女性が、男に銃で殺害される
flickr_Kevin Wong

アメリカで、店のオーナーがLGBTQ+の「レインボーフラッグ」を掲げていたことで、ある男と口論になり、射殺された。

 

衣料品店のオーナーの女性が死亡

 

この事件が起きたのは、8月18日、場所はカリフォルニア州にある町、シーダー・グレンとされている。

 

「Mag Pi」という衣料品店のオーナーである女性、ローラ・アン・カールトンさん(66)はその日、店にLGBTQ+の「レインボーフラッグ」を掲げていたという。

 

すると男が、「レインボーフラッグ」について中傷をし始め、やがてカールトンさんと口論になった挙句、発砲。その後、カールトンさんが店で倒れているのが発見され、現場で死亡が確認された。

 

「この不寛容は終わらせなければならない」

 

犯人の男は、その後殺害現場から徒歩で逃走。警察が追跡し、居場所を突き止めた時にも、銃を所持していたため、やがて警官によって射殺された。

 

ハリウッドの映画監督、ポール・フェイグ氏は、カールトンさんと友人であり、事件後、彼女が旗を引き裂いた容疑者と対峙した後に、撃たれたと説明している。

 

またフェイグ氏は、インスタグラムの投稿において、カールトンさんの家族とLGBTQ+コミュニティのために「打ちのめされている」と述べ、次のようにコメントした。

 

「この不寛容は終わらせなければならない。LGBTQ+コミュニティに対して憎悪に満ちた言葉を使う者は、その言葉が罪のない愛する人々に対する暴力を触発する可能性があることに、気づかなければならない」

 

また地元団体「Lake Arrowhead LGBT」は、カールトンさんがLGBTQ+であることを自認していなかったが、コミュニティの皆を助け、擁護することに時間を割いていたと説明。

 

「彼女は、店の前でLGBTQ+のプライドフラッグを守って殺された」とインスタグラムに投稿し、「友人であり支援者」であったカールトンさんの死が「本当に惜しまれる」とコメントした。(了)

 

出典元:BBC:Man kills shopkeeper in US state of California after disparaging Pride flag(8/20)

出典元:ABC News:California store owner shot dead in dispute over displaying Pride flag: Police(8/21)

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