ルフトハンザ航空のCEOが臨時キャビンクルーとして働く
ルフトハンザ航空のCEOであるJens Ritter氏が、キャビンクルーたちの仕事の大変さを身をもって理解するため、ドイツ·フランクフルトからサウジアラビアとバーレーンに向かう便に乗り込み、クルーの一員として働いた。
元パイロットだがクルーは初体験
Ritter氏は、今回クルーとして働いた理由について、ビジネス向けSNS「LinkedIn」にこう書いている。
新しい見識を得るためには、時々視点を変える必要がある。今週、私は「追加のクルーメンバー」として、リャドとバーレーンに向かうルフトハンザのクルーたちに同行した。素晴らしい体験だった!
元パイロットだったRitter氏は、長年ルフトハンザ航空で働いているが、キャビンクルーの経験はない。彼にとってクルーの仕事は難しかったようだ。特に、出発前の準備作業の多さに驚き、こう言う。
フライトの前に多くの準備を整えなければいけないことに驚いた。特に、予定と違うことが起こった場合はそうだ。例えば、機内に積み込まれた食事のメニュー内容が、メニューカードに書かれているものと違う時などは大変だ。
「LinkedIn」には、乗客にサービスする彼の写真がシェアされている。リャドに向かう便ではビジネスクラスで、フランクフルトに戻る夜間の便では、エコノミークラスで働いたそう。
パイロットとは別の難しさ
元パイロットのRitter氏は、夜間のフライト勤務の大変さは分かっているつもりだったそう。ところが、クルーとして働いてみて、「人間の生理として眠るべき時間に起きていて、注意を行き渡らせ、しかも魅力的に振る舞うというのは、(パイロットとは)全く別の難しさ」があることを知ったという。
なお、食事メニューの件については、CEOとしてRitter氏が問題を解決すると約束している。(了)
出典元:NDTV:“What A Ride”: Lufthansa Airlines CEO Turns Flight Attendant, Shares His Experience(8/23)
出典元:The IndianExpress:Lufthansa CEO serves passengers as an ‘additional crew member’ on a flight(8/24)