9月6日から5つ以上の小惑星が地球を通過、脅威はなし:NASA
9月6日から、次々と比較的大きめの小惑星が地球を通過すると報じられている。
家や飛行機、バスの大きさの小惑星
NASAの「Asteroid Watch」によれば、9月6日から9月12日の間に、5つ以上の小惑星が地球付近を通過するという。
5つの小惑星の内訳は、家の大きさのものが1個、飛行機の大きさの小惑星が2個、バスの大きさの小惑星が2個だとされている。
どれも比較的大きな小惑星だが、幸いなことに、地球への脅威はないそうだ。
それぞれの小惑星の詳細
まず6日に通過するのは、「JA5」と名付けられた小惑星。これは2021年に初めて発見された家ほどの大きさの小惑星で、大きさは約59フィート(約18m)になるという。
そして6日には、地球から317万マイル(約510万km)離れた地点を移動していくそうだ。
「RG」と「RH」「QC5」は今年発見され、「RG」の長さは38フィート(約12m・バスの大きさ)、「RH」の長さは91フィート(約28m、飛行機サイズ)、「QC5」も飛行機ほどの大きさで、長さは83フィート(約25m)になる。
2022年に発見された「GE」はバスほどの大きさで、長さは26フィート(約8m)だという。
「RG」と「RH」は地球から102万マイル(約165万km)の地点を、「QC5」は253万マイル(約407万km)の地点、「GE」も356万マイル(約572万km)離れた地点を通過すると考えられている。
9月10日頃にも2つの小惑星
またNASAによれば、他の2つの小惑星「QF6」と「QE8」も、9月10日頃に地球付近を通過すると予想されているという。
いずれも今年発見された小惑星で、68フィート(約21m)ある「QF6」は、地球から165万マイル(約256万km)地点を通過。170フィート(約51m)ある「QE8」は、地球から94万5000マイル(152万km)地点を通過するそうだ。
地球と月の平均距離は、約23万9000マイル(約38万km)。このためNASAは、それらの小惑星が地球に影響を与えることはない、と指摘している。(了)
出典元:ABC News:5 asteroids passing by Earth this week, 3 the size of planes, NASA says(9/6)
出典元:NASA:Next Five Asteroid Approaches