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本物ならば総額37憶円!イタリア政府90万枚以上ものニセ札を押収

本物ならば総額37憶円!イタリア政府90万枚以上ものニセ札を押収
flickr_Images Money

イタリア政府は今月13日、偽造紙幣を発行したとして13人の容疑者を逮捕、本物ならば総額37億円にも相当する90万枚以上にも及ぶ偽造紙幣を押収したと伝えた。

 

本物ならば37億円、逮捕者は13人の大捕物

 

「10ユーロ紙幣、20ユーロ紙幣、そして50ユーロ紙幣で合計93万9775枚、2800万ユーロ(約37億1400万円)相当額以上にも及ぶ偽装紙幣を押収し、偽装紙幣を発行した罪で13人の容疑者を逮捕した」

 

こう語るイタリア警察は、「ルーマニアにあるものを含む3つの印刷工場を調査した結果、偽造紙幣発行のための機械や器具が取り付けられていることが判明した」とも伝えている。

 

首謀者はナポリのギャング

 

逮捕された容疑者のうち2人の主張によると、首謀者はナポリ出身のギャングだという。偽装紙幣発行において長きにわたる経験を持つベテランとのことだ。

 

2人には偽造紙幣を発行するため、ルーマニア在住のイタリア人との間に便宜を図った疑いがもたれている。

 

警察によれば容疑者らが使用していた印刷工場は、10日から15日間という短い期間に偽造紙幣を発行する際、疑いをかけられにくいものであったという。

 

さらに警察はその短い期間に「容疑者らは1500万ユーロ相当の偽造紙幣が発行可能であった」とし、「その後容疑者らは発行を停止し、時折発行した偽造紙幣を工場から別の施設へと運んでいた」と伝えている。

 

伊では今もギャングの暗躍がたびたび問題に

 

イタリアでは今もナポリを拠点とするギャング集団「Camorra」が暗躍しており、偽造紙幣発行においても先陣を切っている。

 

さらにイタリアといえば、近年イタリア産を銘打った偽物のオリーヴオイルが世界各国で流出していることも問題となっており、ギャングを通じた偽造品流通の闇は深い。

 

そんな偽造大国イタリアが、汚名返上出来る日はまだ遠いのかもしれない(了)

 

 

出典元:The Local:Italy seizes more than €28 million in fake bank notes(11/14)

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