ウクライナに米戦車「エイブラムス」が到着、ゼレンスキー大統領が発表
ウクライナにアメリカ軍の戦車が到着したと、ゼレンスキー大統領が明らかにした。
「旅団を強化する準備をしている」
ゼレンスキー大統領は9月25日、SNSにおいて、次のように明らかにした。
「ウメロフ国防相から朗報が届いた。エイブラムスはすでにウクライナに到着しており、我々の旅団を強化する準備をしている」
もっともゼレンスキー大統領は、ウクライナに到着した戦車の数や、前線に配備されるまでの期間については詳しく述べていない。
希望台数の半分しか供与されず
アメリカ政府は今年初め、ウクライナに31両のエイブラムス戦車を供与することを約束していたという。
また米政府高官は以前、戦車には120ミリの徹甲劣化ウラン弾が搭載されると述べていた。
そもそもウクライナ側は、反転攻勢のためには西側の戦車300両が必要だと主張してきた。
しかしニューヨーク・タイムズ紙によれば、これまでのところウクライナは、その約半数しか受け取っていないという。
中露の企業に貿易制限
一方、アメリカのバイデン大統領は、無人機を製造する部品をロシア軍に供給している、中国企業11社とロシア企業5社に貿易制限を課した。
これらの無人機は、ウクライナの戦場でロシア軍によって使われているとみられている。
またアメリカ商務省は、フィンランドとドイツの企業を含む合計28社を貿易ブラックリストに追加。これによりアメリカの供給業者が、これらの企業に技術を提供することが難しくなるという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Ukraine claims to have killed commander of Russia’s Black Sea fleet — as it happened(9/25)