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ロンドンで親パレスチナの大規模デモ、駅では親イスラエルの人々と衝突

ロンドンで親パレスチナの大規模デモ、駅では親イスラエルの人々と衝突
X_Tajuden Soroush

イギリスの首都、ロンドンで10月9日、パレスチナの人々を支援する大規模なデモが行われた。

 

イスラエル大使館前で、親パレスチナのデモ

 

ロンドンにあるイスラエル大使館前には、パレスチナを支援する人々、約5000人近くが集まり、パレスチナと反イスラエルの歌を唱和、花火やパレスチナの国旗の色の照明弾を打ち上げる人もいたという。

 

また近くの地下鉄「ハイ・ストリート・ケンジントン駅」でも、親パレスチナの人々が「フリー、フリー・パレスチナ」と唱え、親イスラエルの人々と衝突。このため、警察によって両者が引き離されたそうだ。

 

ロンドン警視庁はこのデモ行進において、救急隊員への暴行、人種差別を理由とする犯罪被害、攻撃的武器所持の容疑で3人を逮捕したと明らかにした。

 

亡くなった人々の写真を掲げる

 

また首相官邸のあるダウニング街では9日、武装勢力「ハマス」によって殺害されたイスラエルの人々を追悼するために、2000人が集まったという。

 

このデモの参加者は、イスラエルの旗を振りながら、亡くなった人々の写真を掲げたそうだ。ある参加者は、次のように語っている。

 

「昨日、イスラエルのユダヤ人たち、女性、子供、赤ん坊、老人、男性、少年たちが、邪悪なテロ組織によってガザの捕虜にされ、大虐殺が行われました。私たちはイスラエルの人々との連帯を示し、彼らを愛していることを伝えるためにここにいるのです。私たちは彼らと共にあります。そしてガザ地区に囚われている、ユダヤ人の無事の帰還を願っています」

 

親パレスチナの人々の気持ちとは?

 

親パレスチナのデモは、スコットランドのグラスゴーでも行われ、ムハンマドという参加者は「ハマス」を支持してはいないとし、次のように語った。

 

「私たちはここにいて、パレスチナの罪のない人々とともにある。彼ら(イスラエル)は、(ガザ地区の)水や電気、食料の供給を止めようとしている。パレスチナ人全員を集団で罰するようなものです」

 

またパレスチナ人の夫と共に、ロンドンのデモに参加していたイギリス人のパトリシア・ライアンさんは、次のように語っている。

 

「中東に何らかの変化が起こるには、大きな地殻変動が必要だと感じています。75年は長い。何もなかったのです。平和的にやる方法がないというのは悲しいことです。あらゆる手段が試され、失敗してきました。パレスチナ人の沸点は長い間そこにありました」

 

他の参加者は「このような状況のために、罪のない人々が傷つけられている。民間人を殺した人間は責任を問われるべきだ」としながらも、「イスラエル兵が長年パレスチナ人に行ってきたことは不当だ。パレスチナを支援し、イスラエルによる占領を止めるために、発言することが重要なのです」と語っている。(了)

 

出典元:METRO:Three people arrested as Palestinian and Israeli supporters clash at London Underground station(10/9)

出典元:LBC:Israel and Palestine protesters pulled apart by police at London Underground station yards from Israeli embassy(10/9)

出典元:MailOnline:Three arrested for assault on an emergency worker, racially-motivated criminal damage and possession of an offensive weapon after Palestinian protest outside Israel’s London embassy turns ugly with chanting, flares and fireworks(10/10)

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