ケイティ・ペリー、バルセロナ公演の予告を巡って炎上騒ぎに
米国のシンガーソングライター、ケイティ・ペリーがスペイン公演の予告を巡って炎上騒ぎとなっている。
バルセロナ公演の予告にスペイン国旗を使用するも…
事の発端は、ケイティが一週間ほど前にインスタグラムに投稿した一枚の写真。
「バルセロナにも行くから信じて待っててね。6月28日に会いましょう」とのコメント付きで投稿された写真には、ケイティのバックにスペイン国旗のマークが。
さらにケイティのメイクアップやバックの色調もスペイン国旗を彷彿とさせるものとなっており、これにインスタグラムが大炎上。
カタルーニャ州の州都であるバルセロナでの公演の予告においてスペイン国旗を用いたことが、独立派の人々の逆鱗に触れてしまったようだ。
独立派の人々から集まる抗議のコメント
独立派と思われる人々からのコメントはいずれも厳しいものだ。
ある人は「ケイティ、バルセロナ(カタルーニャ)の公演予告でスペイン国旗のマークを用いたのは大きな間違いだ」と投稿。
またある人は「なんだこれ?スペイン国旗のマークをカタルーニャに置くことはカタルーニャの人々に対する侮辱行為だ。バルセロナはもうスペインではない。訪れる国の政治的、社会的な状況を学ぶべきだ」と、バルセロナの現状に対するケイティの理解の浅さを非難。
さらにある人は「なんて馬鹿な女なんだ。お前はカタルーニャに来るんであってスペインに来るんじゃない、このクソ野郎」と辛辣な言葉も。
一方、ケイティの投稿に対する独立派の人々からのコメントには、独立反対派の人々からの応酬も。
「うるせえな、カタルーニャはスペインだ」
「自分のパスポートとIDカードを見てみれば?そこになんて書いてある?」
この投稿により心配されるチケットの売れ行き
ケイティの投稿に関しては、バルセロナ公演におけるチケットの売れ行きにも影響が出るのでは、とする見方も上がっている。
「あなたがやったことを鑑みると、多くの人がコンサートに行くとは思えない」
他方でケイティが政治的な情勢に対する配慮を欠き問題に巻き込まれたのは、これが初めてではない。
ケイティは2015年の台湾公演の際、反中国を思わせるドレスに身を包んでおり、これによって昨年12月に上海で開催されたファッションショーに参加するためのビザ取得を中国側から拒否されていたという。
ケイティのバルセロナ公演は、6月28日にバルセロナのアリーナ「Palau Sant Jordi」で開催予定。チケットは7日より販売開始されている。
今回のケイティの投稿は確かに独立派の人々に対する配慮に欠けたものではあったが、この炎上騒動を克服してバルセロナ公演でも最高のパフォーマンスを見せてくれることを期待したい。(了)
出典元:The Local Spain:Katy Perry under fire for using Spanish flag in Barcelona gig promo(3/2)
出典元:Daily Mail:Katy Perry is attacked online by furious pro-independence Catalans after promoting her Barcelona concert with the Spanish coat of arms(2/27)