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「イスラエル国防軍に死を!」英の音楽フェスでアーティストが連呼

「イスラエル国防軍に死を!」英の音楽フェスでアーティストが連呼
X_@broseph_stalin

イギリスで行われた世界最大規模の野外音楽フェスティバルで、アーティストが反イスラエルのメッセージを唱えた。

 

「Bob Vylan」がステージで叫ぶ

 

イングランド南西部で行われた野外音楽の「グラストンベリー・フェスティバル」では6月28日、2人組のパンク・バンド「Bob Vylan」が、West Holtsのステージ上でイスラエル国防軍(IDF)を指し​​て「死を!IDFに死を!」と連呼したという。

 

そして観客もそれに応え、「死を!IDFに死を!」と叫んだそうだ。

 

 

自らを「暴力的なパンク」と称するボビー・ヴィラン氏はステージ上で、「時には暴力的に、自分たちのメッセージを理解してもらわねばならないこともある。何故なら、それがある種の人々の話す言語だからだ、残念ながら」と述べた。

 

「グラストンベリー・フェスティバル」の主催者であるエミリー・イーヴィス氏は、「Bob Vylan」の発言を非難する共同声明を発表。

 

「フェスティバルとして、私たちはあらゆる形態の戦争とテロリズムに反対します」としつつも、「Bob Vylanの言葉は明らかに一線を越えており、フェスティバルの制作に関わるすべての人に、反ユダヤ主義、ヘイトスピーチ、暴力扇動があってはならないことを、緊急に改めて強く訴えます」と述べた。

 

多くのアーティストもパレスチナ支持

 

しかしフェスティバル期間中、音楽シーンのあらゆる分野のアーティストが、パレスチナへの支持を表明したという。

 

「CMAT」と「リバティーンズ」は演奏中に「パレスチナを解放せよ!」と叫び、ゲイリー・リネカー氏もトークの最後に同じように叫んだそうだ。

 

またジョイ・クルックス氏や「TVオン・ザ・レディオ」、「ソーリー」、パロマ・フェイス氏も皆、ステージ上でパレスチナ国旗やクーフィーヤのスカーフを掲げていたという。

 

ミュージシャンのナディーン・シャー氏は6月29日、ガザ地区の破壊を描いた背景の前で演奏。彼女は、パレスチナ国旗を振る多くの観客に、「人々が殺されるのを見るのが嫌なんです」と訴えた。

 

シャー氏はさらに、イギリス政府がテロ組織に指定しようとしている活動家団体「パレスチナ・アクション」を支持するため、「アーティスト・フォー・パレスチナUK」からの公開書簡を読み上げ、次のように述べた。

 

「国家に対する真の脅威は、パレスチナ・アクションではなく、内務大臣による活動禁止措置にある。我々はイギリス政府に対し、パレスチナ・アクションの禁止措置を撤回し、イスラエルへの武器供与を停止するよう求める」(了)

 

出典元:The Guardian:Glastonbury organisers ‘appalled’ by Bob Vylan’s anti-IDF remarks during performance(6/29)

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