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カンヌ映画祭で黒人女性の映画監督が受賞、72年の歴史上初めて

カンヌ映画祭で黒人女性の映画監督が受賞、72年の歴史上初めて

今年のカンヌ映画祭は5月25日に幕を閉じたが、今回初めて黒人女性の映画監督が受賞したのをご存知だろうか。

 

72年の歴史で初めて

 

その黒人女性とはセネガル系フランス人の、Mati Diop(マテイ、ディオップ)監督。

 

今回の映画祭では彼女の作品『Atlantics』が、準優勝に匹敵する「グランプリ」を受賞したという。彼女にとってはこれが、長編デビュー作品だと言われている。

 

この映画は、辛い生活から抜け出すためセネガルの首都、ダカールから欧州行きの移民船に乗る青年と、故郷に残された婚約者の女性の恋愛を描いた作品とされている。

 

そして黒人の女性監督が受賞したのは、72年の歴史を誇るカンヌ映画祭において、初めてのことだという。

 

Mati Diop – Grand Prix for ATLANTIQUE (ATLANTICS)

Festival de Cannesさんの投稿 2019年5月25日土曜日

 

受賞後のインタビューで、Diop監督は「上映が終わり、大歓声が沸いた時は本当にうれしくてほっとしました。チームのみんなと喜びを分かち合いたいです」とコメント。

 

その一方で次のような意外な言葉も残している。

 

「最初に、黒人の女性映画監督として選ばれた時の感覚は、少し寂しいものでした。2019年の現代になって、やっと起きたことだと思ったからです(意訳)」

 

FESTIVAL DE CANNES

※写真の左はプレゼンターのシルベスター・スタローン氏。

 

パルムドールは韓国人監督が受賞

 

一方、今回のパルムドール(最高賞)に選ばれたのは、韓国人のポン・ジュノ監督が手掛けた『Parasite』。この作品は格差社会を象徴するような2つの家族の出会いを、ダークコメデイとして描いた物語とされている。

 

そしてパルムドールを受賞した人物としては、韓国内ではポン監督が初めてだという。

 

Bong Joon-Ho – Palme d'or for GISAENGCHUNG (PARASITE)

Festival de Cannesさんの投稿 2019年5月25日土曜日

 

また監督賞はベルギーのダルデンヌ兄弟の作品、過激思想に感化されるムスリム系移民の少年を描いた「Young Ahmed」が受賞している。(了)

 

 

※Diop監督については下記のサイトが詳しく伝えている。是非、ご覧いただきたい。

 

参考:Indie Tokyo:[773]カンヌ国際映画祭 マティ・ディオプがコンペ部門史上初の黒人女性監督に

 

出典元:INDEPENDENT:Cannes film festival 2019: Director Mati Diop becomes first black woman to win award in 72 years(5/26)

出典元:朝日新聞デジタル:韓国映画がパルムドール初受賞 カンヌ国際映画祭(5/27)

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