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リアリティ番組が宇宙に進出、勝者は国際宇宙ステーションへ【アメリカ】

リアリティ番組が宇宙に進出、勝者は国際宇宙ステーションへ【アメリカ】
Wikipedia/ドラゴン2

宇宙に行けるのは、宇宙飛行士を目指してキャリアを重ねた特別な人だけ。多くの人がそう思っているのではないだろうが。だが、この常識がもうじき覆される。

 

アメリカで現在企画されているテレビのリアリティ番組「Space Hero(スペースヒーロー)」が、まったくの一般人を宇宙に送り込もうとしているのだ。

 

勝ち抜き戦スタイルのこの番組で最後まで勝ち残れば、ロケットで国際宇宙ステーションに行き、2023年のミッションに参加できる。

 

宇宙探検への情熱があれば

 

番組を制作するプロダクション Space Hero Inc.によれば、「宇宙探検への比類なき情熱を持っている、ごく普通の人を探し出す」というコンセプトでこのリアリティ番組は企画されたそう。

 

参加者は番組内で、肉体的、精神的、そして感情的にも過酷な、様々な競争にチャレンジする。そこで勝ち残った者が、宇宙飛行士の候補生として、本物の訓練を受けることになる。

 

訓練コースを提供するのは、世界初の民間人工衛星を作り、乗務員の教育やミッションのマネジメントも行なっている民間企業Axiom Space社だ。

 

訓練終了後は、スペースX社のドラゴン宇宙船に乗って国際宇宙ステーションに行き、1日に16回地球を周りながら、乗務員たちと共に10日間のミッションに参加する予定。

 

宇宙が一般人の手の届くものに

 

「Space Hero」は、まだ誰も手を付けていない宇宙という分野を、お茶の間の娯楽番組に取り入れた点で斬新な企画と言えるだろう。

 

だが、それだけでなく、一般の人々に対して宇宙への門戸を開くという、社会的な役割も重要らしい。制作プロダクション 「Space Hero」のMarty Pompadur社長は、海外メディアにこう話す。

 

「Space Hero」は、宇宙を全ての人に解放するという点に意義があるのです。プロの宇宙飛行士や一部のお金持ちにだけでなく、宇宙を全ての人に開くのです。

(了)

 

出典元:HYPERBEAST:Reality TV Show ‘Space Hero’ Wants to Send You to Space(9/21)

出典元:Good New Network:Planned Reality TV Show Wants To Launch The Winner to the International Space Station(9/28)

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