藤子不二雄A先生がご逝去。アカデミー賞監督からも悲しみの声
4月7日、藤子不二雄A(本名・安孫子素雄)先生が88歳でこの世を去ったニュースは、日本中を驚かせた。
説明するまでもないが、「忍者ハットリくん」「怪物くん」「プロゴルファー猿」「笑うセールスマン」、藤子不二雄として藤子・F・不二雄と共作した「オバケのQ太郎」など、数々の作品で子供から大人まで楽しませた漫画家だ。
大ヒット映画の監督からも悲しみの声
彼の訃報を受け、映画監督のギレルモ・デル・トロ氏はこのようなツイートを投稿した。
A hero of mine. An endless source of magic and imagination. He made the world better, brighter, bigger. https://t.co/eXzSsu3sCu
— Guillermo del Toro (@RealGDT) April 7, 2022
私のヒーロー。マジックとイマジネーションの尽きない源。彼は世界をより素晴らしく、より明るく、より広くしてくれた
デル・トロ監督は、2017年に『シェイブ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞。2013年にはKAIJU(怪獣)と人類との戦いを描いた『パシフィック・リム』を手掛けており、日本のマンガや特撮のファンであることでも知られている。
ほかにも「安らかに」「子ども時代を輝かせてくれた」「思い出をありがとう」など、海外から数々の悲しみの声が寄せられている。
「ドラえもんのクリエーター」と紹介する記事も
藤子不二雄A先生の訃報を伝える投稿の中には、「ドラえもんのクリエーター」として紹介している記事も多くある。
▼95万人のフォロワーがいるアカウントも
▼「代表作のドラえもんを通じて彼は永遠に記憶に残る」と伝えるアカウント
We’re sad to share that Fujiko Fujio A (Motoo Abiko) has passed away. He’ll be remembered forever through his iconic character Doraemon. Rest in peace Fujiko, your legacy will live on. pic.twitter.com/G8iEeGcuP0
— Right Stuf Anime (@rightstufanime) April 7, 2022
日本人のTwitterなどでは、「ドラえもんの作者は藤子・F・不二雄先生」という声が上がっており、「忍者ハットリくん」「怪物くん」などの単独作ではなく、「ドラえもん」が代表作に挙げられていることに違和感を覚える方も多いようだ。ただし、安孫子素雄と藤本弘という2つの才能が出会わなければ、「ドラえもん」もきっと存在しなかったはずなのは間違いないだろう。
藤子不二雄A先生の単独作品は、一部が「藤子不二雄Aデジタルセレクション」にて無料公開されているので、この機会に懐かしい作品に触れてみてはいかがだろうか。(了)
アイキャッチ:藤子不二雄Aデジタルセレクションのスクリーンショット