NYブロードウェイの公演が中止、大気汚染で女優が呼吸困難
カナダの山火事による大気汚染が原因で、ニューヨークのブロードウェイの舞台が中止となった。
主役の女優が呼吸困難
中止となったのは、一人芝居の『プライマ・フェイシィ(Prima Facie)』だ。
この舞台は6月7日の午後に上演されていたが、開始10分後に突然、中止となった。
原因は、主演を務める女優、ジョディ・カマーさんが呼吸困難になったため。
そして呼吸困難は、カナダで発生した山火事の煙がアメリカに流れ、ニューヨーク市の大気の状態が劣悪になったために引き起こされたと考えられている。
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代役が立てられ再び上演
劇団の代理人は、声明で次のように述べている。
「今日の『プライマ・フェイシィ』の昼公演は、カナダの山火事の煙によりニューヨークの空気の質が悪くなり、ジョディ・カマーが呼吸困難になったため、公演の約10分後に停止されました」
その後、ジョディ・カマーさんの代役として、ダニ・アーリントンさんが演じ、公演は再び最初から始まったという。
『プライマ・フェイシィ』は、トニー賞で最優秀女優賞を含む4部門にノミネートされており、イギリスのロンドンでも上演された時に人気を博したと言われている。
またミュージカル『ハミルトン』の7日の夜公演も、大気の状態が悪化したために、翌日に延期されたそうだ。
カナダで発生した山火事の影響で現在、アメリカの少なくとも16の州で深刻な大気汚染に関する警告が出されているという。(了)
出典元:GMA:Jodie Comer leaves Broadway matinee show over breathing problems due to poor NYC air quality(6/8)