高齢者が隣人の娘のため、14年間分のクリスマス・プレゼントを残し亡くなる
亡くなった高齢者が、隣人の娘のために、今後14年分のクリスマス・プレゼントを残していったとして、注目を集めている。
2歳の娘を溺愛していた隣人
その高齢者とは、イギリスのウェールズに住んでいたKen Watsonさん(87)。
彼は亡くなる最後の2年間、Barryの街に住むOwen Williamsさん夫婦の近くで暮らし、彼らと親しく付き合っていたという。
そしてKenさんはOwenさん夫婦の娘、2歳になるCadiちゃんを「溺愛」していたそうだ。
しかしつい先日、Kenさんは亡くなってしまい、月曜日(17日)の夜に彼の娘、Jennyさんが、Owenさん夫婦の家を訪ねてきた。
16歳になるまでのプレゼントを残す
夫のOwenさんによれば、Jennyさんはその時、大きなビニールの袋を持っていたため、ゴミを代わりに捨てて欲しいと頼みに来たと思ったという。
しかしJennyさんは、「これは全部、父がCadiちゃんのためにしまっていたものです。それは全て父がCadiちゃんのために買っていた、クリスマス・プレゼントなんです」と語ったそうだ。
つまり、それらのプレゼントは今後14年間、Cadiちゃんが16歳になるまで贈り続けるために購入されたものだった。
Our elderly neighbour passed away recently. His daughter popped round a few moments ago clutching a large plastic sack. In the sack were all the Christmas presents he’d bought for *our* daughter for the next thirteen years. 😢 pic.twitter.com/6CjiZ99Cor
— Owen Williams 🏴 (@OwsWills) 2018年12月17日
Owenさんはそれらを受け取り、さっそく妻に報告。妻のCarolineさんはアイルランドにいる母親にFaceTime(ビデオ通話)で連絡し、そのうち皆が涙を浮かべたという。
プレゼントにはいくつかの本があり、3つか4つほどビニール製のおもちゃ、そしてデュプロ(幼児向けのレゴブロック)も含まれているかもしれないとか。
Owenさんは「うまく伝えるのが難しいです、あまりにも予期していないことだったからです。どのくらい彼がとって置いたのか分かりません。2年以上も前からなのか、それとも命が終わる前に買ったのか」と語っている。
We opened one. We couldn’t resist. pic.twitter.com/vlNaRjoFoE
— Owen Williams 🏴 (@OwsWills) 2018年12月17日
Our dog loved him. I mean, genuine visceral love. It was mainly due to the chocolate digestive biscuits he gave her on first meeting. She’d scream whenever she saw him. Really scream. Like a banshee. He’d call her “my darling” and “sweetheart”.
This is her first meeting. pic.twitter.com/DoG1F8mprO
— Owen Williams 🏴 (@OwsWills) 2018年12月17日
Kenさんは以前、民間の深海潜水士として働いていたが、2012年2月に妻に先立たれ、孫もおらず、1人で暮らしてきたという。そして近所の人には、Cadiちゃんが成長するのを見届けるため、100歳まで生きると話していたそうだ。
Owenさんはそんな彼について、「本当に、真の人格者だった」と述べている。(了)
出典元:MailOnline:Widowed neighbour leaves amazing secret behind when he dies aged 87 – 14 Christmas presents for two-year-old girl next door for every year until she turns 16(12/18)
出典元:BBC:Christmas: Dying neighbour leaves girl 14 years of presents(9/18)