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世界初、バイオ燃料を使った実験ロケットの打ち上げに成功

世界初、バイオ燃料を使った実験ロケットの打ち上げに成功
YouTube/bluShift Aerospace

アメリカで先日、バイオ燃料を使ったロケットの打ち上げ実験が行われ、成功した。

 

1月31日に打ち上げ成功

 

そのロケットとは「Stardust 1.0」。米企業「bluShift Aerospace」が開発したもので、バイオ燃料を使っている。

 

「Stardust 1.0」は1月31日(現地時間)、メイン州にある軍事基地だった場所へ運ばれたという。

 

その後、予定より時間が遅れたが、無事にエンジンに点火。地上から離れ、世界で最初にバイオ燃料を動力源とするロケットの商業打ち上げに成功した。

 

大きさは6m、重さも250kg

 

「Stardust 1.0」は小さく大きさはわずか6m。重さも250kgしかない。

 

また今回の実験でも地上からわずか高度1マイル(約1600m)しか到達しておらず、その後パラシュートで降下したという。

 

また「bluShift Aerospace」の創業者であるSascha Deri氏は、バイオ燃料が何からできているのかは言及しておらず、ただ世界中の農家から原料を調達できると述べている。

 

コストも安く、環境にも無害

 

Deri氏と研究者は、改良を加え、モジュラーハイブリッドエンジンを設計するのに6年以上の月日を費やしたそうだ。Deri氏は次のように語っている。

 

「私たちは、ロケットや貨物を宇宙へ送るために、従来の燃料と同じように、生物由来の燃料が役立つことを証明したいと思っています。実際にこれは、これまでのロケット燃料よりも、1kgあたりのコストが安く、完全に無害です。また、カーボンニュートラルな燃料であり、地球にとって本質的に優れており、より責任を果たすものです」

 

「Stardust 1.0」は打ち上げるのも比較的安くでき、大型ロケットを打ち上げるためのインフラ設備を必要としない。

 

また「Stardust 1.0」は単段式のプロトタイプで、準軌道しか飛行できない。しかしこの軌道は、小型の研究機器を弾道軌道に投入するには十分であり、小規模な企業や学術機関による打ち上げが可能なコストの範囲内になるという。

 

このため今後は多くの人々が宇宙へアクセスできるようになり、小型衛星打ち上げ市場に新しい手段を提供すると期待されている。(了)

 

 

出典元:BBC:Groundbreaking biofuel rocket could be ‘Uber for space’(2/1)

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