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ジェームズ・ウェッブ望遠鏡、初めてフルカラーの宇宙の画像を公開

ジェームズ・ウェッブ望遠鏡、初めてフルカラーの宇宙の画像を公開
James Webb Space Telescope

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって撮影された、初めてのフルカラー画像が公開された。

 

最も解像度が高い画像

 

この画像は7月11日、アメリカのホワイトハウスで開かれたジョー・バイデン大統領の記者会見で、公開されたという。

 

画像はこれまで撮影された宇宙の写真の中でも、最も解像度が高いものとされ、そこには複数の銀河が映っていたそうだ。

 

またNASAのビル・ネルソン長官によれば、画像に見られる光は130億年以上にわたって旅をしてきたものだという。

 

バイデン大統領は記者会見において「今日は歴史的な日です。それは我々の宇宙の歴史への新しい窓であり、今日、我々はその窓から輝く光を初めて垣間見ることになるのです」と語った。

 

NASA, ESA, CSA, and STScI
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すでに準備は完了していた

 

NASAはすでに11日には、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の4つの機器のすべてが使用開始の準備ができていることを発表していたそうだ。

 

NASAによれば、機器を操作する方法やモードが17通りあり、それらのすべて検査が終わり、完全な運用を開始する準備ができていたという。

 

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テスト画像も公開していた

 

またフルカラーの画像に先立ち、NASAはウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したテスト画像も公開していた。

 

テスト画像は先週公開されており、観測装置の1つである FGS (Fine Guidance Sensor) によって撮影された写真は、ウェブ望遠鏡の画像がいかに強く、鮮明でシャープであるかを実証したという。

 

環状星雲や銀河の集まりの画像も公開

 

さらに12日には、新たな画像も公開された。下は南天にあるリング星雲(環状星雲)。これは死にかけた星を取り囲むガスの雲を表しているという。

 

 

この画像の重要性について、プロジェクトに携わった科学者の1人であるクラウス・ポントピダン氏は、次のように説明している。

 

「この星はただの星ではなく、太陽によく似た星、あるいは太陽が死ぬ50億年後にそうなる星なのです。この星は、炭素や酸素を含む外層を押し出しており、それが他の宇宙天体の生成に役立っているのです。星のライフサイクルがあるのです。これはこの星の終わりですが、他の星や惑星系の始まりなのです」

 

またNASAは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡と、前身であるハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像の違いも明らかにしている。

 

下は5つの銀河の集まりである「ステファンの五つ子」の画像。投稿の上の写真は、ハッブル宇宙望遠鏡が2009年に撮影したもので、数週間かけて撮影され、銀河がいくつかの星に囲まれているのが分かる。下は今回、ウェッブ望遠鏡が撮影した画像。

 

 

ウェッブ望遠鏡が撮影した画像は、1週間足らずで撮影され、これまで見たことのない何百もの星の形成が発見されたそうだ。

 

 

下は天の川銀河にある「カリーナ星雲」のNGC 3324という領域の画像。これまでは星雲の中に、大量の塵やガスが存在しているため、人間の目では星を見ることができなかったが、今回の画像では雲の中にこれまで見たことのない数百個の星が写っていたという。

 

 

ウェッブ宇宙望遠鏡は、赤外線で宇宙の姿を撮影でき、何十億年もかけて私たちに到達した銀河の光をとらえることができると言われている。(了)

 

出典元:ABC News:James Webb live updates: Biden unveils 1st full-color image from NASA telescope(7/11)

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