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アイスランド上空で、オーロラを背景に不思議な渦が出現

アイスランド上空で、オーロラを背景に不思議な渦が出現
Reddit/VisitingIceland

先々週、北極の夜空に、どこからともなく明るい巨大な渦が現れ、オーロラと共演したという。

 

オーロラ写真家が撮影

 

この渦は、3月4日に衛星を地球の低軌道に放出した、スペースX社のロケットによって生み出されたと言われている。

 

写真を撮影したのは、オーロラ写真家のシャン・ヤンさんだ。彼は真夜中、アイスランドの町、Akureyriの近くで、渦巻きの見事な写真を撮影した。

 

当時、上空にはオーロラも浮かんでおり、渦は10分間続いたという。ヤンさんも「オーロラを背景にすると、別世界のように見えました」と語っていた。

 

3月4日に米東部で打ち上げられる

 

スペースX社は、アメリカ東部時間3月4日午後5時5分に、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から「ファルコン9」ロケットを打ち上げた。

 

この打ち上げは「トランスポート-10ミッション」の一部とされ、ロケットには、さまざまな商業宇宙企業が所有する53基の衛星を搭載していたそうだ。

 

そして打ち上げから約2時間後に、すべての衛星を地球周回軌道に放出することに成功したという。

 

その後、再利用が可能性なロケットの1段目のブースターから切り離された2段目は、やがて軌道から外れ始め、北極のバレンツ海上空の大気圏で燃え尽きた。

 

その際、ロケットは回転しながら残りの燃料を宇宙空間に投棄。燃料は凍って小さな結晶となり、太陽光に反射し、このような渦を描き出したという。

 

天文学者はこの珍しい現象を「スペースXスパイラル」と呼び、将来的にはさらに一般的な光景になると予想している。(了)

 

出典元:Livescience:Dying SpaceX rocket creates glowing, galaxy-like spiral in the middle of the Northern Lights(3/13)

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