死の瀬戸際にあった野良猫、回復し目を開いた姿が美しいとして話題に
死の瀬戸際から回復し、目を開いた姿が美しいとして1匹の猫が注目を集めている。
目を開けることすらできなかったCotton
ネット上で注目を集めている猫はCotton。
Cottonを保護したのは動物保護団体「Animal Friends Project Inc.」の創設者、Carmen Weinbergさんだ。
Cottonは路上で発見された際、皮膚病に侵されており目を開けることができず、さらには生きたままダニにたかられ、死の瀬戸際にあったという。
保護した際のCottonの様子についてWeinbergさんは「彼はダニにひどくやられていたため、見ることも目を開けることすらもできない状態でした」と話す。
発見された際のCottonは、それだけではなくとてもお腹を空かせていた。
しかしこれも目が見えなかったことによるものであるとWeinbergさんは指摘。「彼は独りぼっちであり、食べ物を見つけられないがためにとても痩せていました」としている。
懸命な看病により少しずつ快方に向かう
Cottonを保護したWeinbergさんはCottonの身体をきれいにし、餌を与え、様々な薬やココナッツオイルなどで皮膚病をケア。懸命に看病を続けた。
するとCottonの身体にに少しずつ変化が現れ始める。
「彼の緊張した身体が日が経つにつれて、リラックスし始めるのを見て取ることができました」と話すWeinbergさん。
さらに皮膚病も快方に向かい、Cottonは身体をかきむしることなく休息を取ることができるようになっていったという。
ついに目を開けたCotton
そしてついにその時が訪れる。
皮膚病に侵され、ダニに食われて開くことのなかったCottonの目が開いたのだ。
この時のことについてWeinbergさんは“素晴らしい驚き”であったと回想する。
「我々は彼が盲目であり、一生目が見えないのではと思っていました」というWeinbergさん。
「獣医もCottonの目は回復したとしても傷ついている可能性があると考えていましたが、そうではありませんでした。それは素晴らしい驚きでした」
さらにWeinbergさんを驚かせたのはCottonの目がとても美しかったことだ。
Cottonの目は右目が鮮やかなブルー、左目がヘーゼルと左右で異なっている。
これについてWeinbergさんは「彼の目はただ美しかったんです」と話している。
問い合わせが殺到するも、自ら世話することを決意
この後Weinbergさんのもとには、Cottonを引き取りたいと希望する多くの人から問い合わせが殺到。
しかし彼女はCottonを自らの手で世話することを決意する。
これについて「彼の見た目により、我々は多くの(引き取りの)申し込みを受け取りましたが、最終的に彼は私にとてもなついていることに気付いたんです」とWeinbergさんは語っている。
一方、自ら動物保護団体を立ち上げたWeinbergさんは、今も病気や飢えに苦しむ野良猫を救い出すための活動に奮闘している。
しかし彼女の活動地域であるフロリダ州南部には多くの見捨てられた野良猫が溢れていながら、十分な援助を受けることが出来ていないとWeinbergさんは指摘する。
「私からのアドバイスは、彼らを無視しないということです」というWeinbergさん。
「誰もが動物を救うことが出来ます。多くの病気にかかった野良猫は友好的であり、彼らを木箱に入れて獣医の下へと連れて行くのはとても簡単なことです」
ちなみに見捨てられた野良猫のために奮闘する彼女の活動に共感する方は、こちらから寄付を行うことも可能だ。
Cottonのような病気や飢えに苦しむ野良猫が1匹でも救われ、幸せな生活を送ることができることを願うばかりだ。(了)
出典:Boredpanda:Homeless Cat Opens Its Eyes For The First Time In Months, Stuns Everyone With Their Beauty