「涙が出る…」ダイヤモンド・プリンセス号が、日本人へ感謝のメッセージ
新型コロナウイルスにより、船内での隔離措置が行われた「ダイヤモンド・プリンセス号」。先日、その船体に日本人へ向けたメッセージが掲げられた。
客室に明かりを灯し、日本へメッセージ
乗客に新型コロナウイルス感染者が確認された2月上旬、「ダイヤモンド・プリンセス号」は横浜港に停泊。感染拡大への懸念から、乗客・乗員は2週間以上も船内に隔離された。
その後、2月下旬から乗客の下船が始まり、今回船内の消毒を終えたという。そして先日、客室に明かりを灯し、日本人に向けて「#ARIGATO(ありがとう)JAPAN」とメッセージを送ってくれた。
この写真は女優・タレントのサヘル・ローズさんが、友人から送られてきたものとして、ツイッターに投稿。現在までに3.7万人にリツイートされ、8.9万人から「いいね」が寄せられている。
今朝友人から送られてきた写真。
消毒終えた
ダイヤモンドプリンセスARIGATO JAPANっと客室灯で
メッセージを。ウィルスが蔓延してしまった船内ですが、船が悪いわけではない。色んな意見はあるとは思いますが、こうゆうメッセージが日本へ向けていることも
ちゃんと知る事も大切だと感じます。 pic.twitter.com/uuLs5n5CDy— サヘル (@21Sahel) March 31, 2020
「クルーの皆さん、お疲れさま」「涙が出る」
ダイヤモンド・プリンセス号は日本で建造された船だ。そして今回の新型コロナ対策では、多くの乗員も長い間、過酷な状況下で乗客の対応などにあたっていた。
その船から日本人に向けて感謝のメッセージが届けられたことを受け、サヘルさんのツイートにも次のような温かいコメントが多数寄せられている。
「かの船の悲劇は政府の対応に従った結果という一面も忘れてはいけないと思う。船員さんたちには感謝と慰労を伝えたい」
「ほんまや、頑張った方々はお疲れ様でした」
「風評被害や客船へのイメージダウンで倒産するかも知れないのに、涙が出ます」
「船会社は大変だったと思うのに、コレをして下さったなんて、考えたら涙が出て来ました」
「プリンセスダイヤモンド号が、風評被害が無い様に。クルーの皆さん、お疲れ様です」
「昨日は悲しくて泣いた 今日は嬉しくて泣いた」
「ダイヤモンドプリンセスも、乗客も何も悪くないよ!世界が平穏になったら、また来てね!」
「こうした顛末までちゃんと報道してほしい。本当に船のせいじゃない頑張っていた人の事が置き去りにされるのは切ない」
「知りませんでした。何か嬉しくなりました。こういう面もちゃんと報道してほしいですね。 サヘルさん、ありがとう」
「日本で建造されたダイヤモンドプリンセスが、大変なときに助けを求めに寄港した場所が日本だったことにも、不思議な巡り合わせを感じます」
CNNが2月に報じた記事によれば、同船は徹底消毒作業を行った上でドック入りし、4月29日から運航を再開するという。(了)
※ツイッターに寄せられたコメントは許可を得ていないため、削除を求める方がいれば、ご連絡いただきたい。
出典元:CNN:ダイヤモンド・プリンセス号、完全消毒経て4月に運航再開(4/24)