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新型コロナにボランティアで感染する志願者2万人超、ワクチン完成を早める

新型コロナにボランティアで感染する志願者2万人超、ワクチン完成を早める
写真AC

今や世界中の科学者が、新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組んでいる。そして、一刻も早いワクチン完成のために、2万人を超える若者たちが、身を呈して協力しようとしている。

 

被験者が故意に感染する治験方法

 

開発したワクチンが本当に効果があるかどうかを調べるために、必ず人での試験が行われる。ワクチンの候補を何千人もの被験者に注射し、被験者はその後家に帰って普通の生活をおくり、ウイルスに感染するかどうかをみる、というのがこれまで行われてきた一般的な試験方法だ。だがこれだと、結果が出るまでに長い時間がかかる。

 

一方、その時間を大幅に短縮できる、もう1つの試験法がある。ヒューマン・チャレンジ・トライアル(Human Challenge Trial/HCT)と呼ばれる方法だ。この場合、ワクチンを打った被験者は病院内で意図的にウイルスに晒され、その後の経過観察を受ける。ワクチン(候補)に効果があれば何ともないが、失敗作のワクチンなら数週間のうちに感染症状が出る。つまり、結果が出るまでの期間が非常に短いのだ。

 

世界の医学研究者が作る団体「1 Day Sooner」は、このHCT法で新型コロナウイルスのワクチン候補をテストするために、被験者となるボランティアを募集した。この団体は過去に、HCT法による腸チフス、コレラ、天然痘、デング熱、ジカ熱のワクチン試験を企画した経験がある。

 

リスクがあるにもかかわらず応募者2万4000人以上

 

ワクチンが効かなければ、当然ながら、被験者は新型コロナウイルスに感染することになる。もちろん、病院内で手を尽くした看護や処置を受けられるが、下手をすれば命を落としかねない。

 

こんなリスクがあるにもかかわらず、現在の応募者は102カ国から2万4000人を超えた。リスクをなるべく減らすために、比較的若い20才〜40才までに年齢が制限されている。

 

最近応募した米国の大学生、Abie Rohrigさん(20才)は、メディアの取材に答えてこう話している。

 

「リスクは承知のうえです。何かマズいことになれば、もちろんそれは最悪です。僕の家族は悲しむでしょう。けれども、これは誰かがやらなきゃいけないことだと思います。必要なことなのです」(了)

 

出典元:Good News Network:Thousands of Young Adults Are Volunteering to Catch COVID-19 to Save Others in the Future(5/19)

出典元:1 Day Sooner

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