ゴミ袋に入れられて捨てられた子猫、命の恩人にしがみつく
4月26日、心無いヒトの手で捨てられた子猫が、ゴミの収集人の手で救われた。
口を縛られたゴミ袋から猫の声
ニューヨーク市衛生局職員のウィリアム・モンテロ氏とジョン・ケース氏は、いつものようにクィーンズの街中でゴミの回収をしていた。いつもと違ったのは、しっかりと口を結ばれた黒い袋を持ちあげて、ゴミ収集車の圧縮機に放り込もうとした時だ。
そのゴミ袋から、猫の鳴き声がしたのだ。
おもちゃであることを祈りながらモンテロ氏が袋を開けると、そこには生きた子猫が入れられていた。
命の恩人に抱き着く子猫
モンテロ氏とケース氏は、ひとまずその子猫を段ボール箱に入れて保護することに。しかし、その子猫は箱の中でじっとしてはおらず、命の恩人であるケース氏にしがみついてきたそうだ。
2人は上司に連絡。上司が子猫を獣医に連れて行ってくれることとなった。
上司が子猫を受け取りに行くまでの間、その子猫はケース氏の腕の中で落ち着きを取り戻し、ホッパーという新しい名前が付けられた。
これから新しい家族を探す予定
尿路感染症を患ってはいたものの、ホッパーは子猫らしい元気さを取り戻している。
現在は動物保護団体のNoah’s Arkがホッパーを保護しており、体調が整ったら新しい家族を探す予定だという。モンテロ氏とケース氏も、猫用のベッドや用品を差し入れし、ホッパーをサポートしている。下の写真の明るい黄色のTシャツを着ているのがモンテロ氏とケース氏だ。
心無いヒトの手によって命を落としかけたホッパーだが、優しい人々に出会えたおかげで幸せな人生を手に入れられそうだ。(了)
参考:Noah’s Ark Animal Rescue NY, Inc.
参考:Love Meow「Kitten Clings to Sanitation Workers Who Rescued Him from Garbage Bag in the Nick of Time」(4/28)