バリ島に新設された高級スターバックス、観光客向けに趣向を凝らし話題に
インドネシア・バリ島に観光客をターゲットとした新たなスターバックスがオープンし、話題を呼んでいる。
約1860平方メートルにも及ぶ広大な店舗
インドネシア・バリ島に新たなスターバックスがオープンしたのは、今月13日。
「Dewata Coffee Sanctuary」との名を持つ新店舗は、その総面積なんと約1860平方メートル(2万平方フィート)と広大な面積を誇るのが大きな特徴だ。この面積は東南アジア地域のスターバックスにおいては最大のものとなる。
さらにここはスターバックスにおいても厳選されたコーヒー豆を扱う高級路線店舗で、世界でも185店しかない「スターバックスリザーブ」の1つ。
通常の店と比較して内装等に趣向が凝らされているのみならず、ここでしか体験できないさまざまなアトラクションが用意されているのも特徴となっている。
100人もの従業員を雇用、観光客呼び込みへ
インドネシア・バリ島といえば、観光地として名を馳せる。
「バリ島は素晴らしい観光地だ」と述べるのは、スターバックスにおいて店舗開発やデザインを担う部署でシニア・バイス・プレジデントを務めるScott Keller氏。
東南アジア地域において最大のものとなる同店舗では、100人もの従業員を雇用。観光地として人気を博すバリの地で、アジア圏からの観光客の呼び込みを目指していくようだ。
コーヒー農園からテイスティングコースまで!
しかし他のスターバックス店舗にはなく、Dewata Coffee Sanctuaryのみでしか体験できないアトラクションとは一体どのようなものなのだろうか。
Dewata Coffee Sanctuaryにおける最大の特徴は、その店舗の一角に約93平方メートル(1000平方フィート)にも及ぶコーヒー農園が設置されていること。スターバックスによると、この広さはインドネシアにおけるコーヒー農園の一般的なサイズに相当するという。
さらに同店舗においてはコーヒーの種を実際に植えることなどもでき、コーヒーがどのように育ち一杯のコーヒーへと変化を遂げるのかということを、訪れる人が学ぶことができるという。
また同店舗ではコーヒーのテイスティング体験ができるコースに参加することもでき、異なるブレンドによってコーヒーにどのような味の違いが生まれるのかを知ることもできるとのことだ。
ここでしか味わえない限定メニューも!
一方、Dewata Coffee Sanctuaryにおいては他の店舗にはない限定メニューも提供されるようだ。
中でも注目に値するのが「ラベンダー・ラテ」と「ハウス・アフォガート」。
鮮やかな紫色のリキッドが目を惹くラベンダー・ラテは、「スターバックスリザーブ」のクオリティーで作られるエスプレッソとミルク、そしてラベンダーの後味のバランスが楽しめる特別なラテ。
そしてハウス・アフォガートは、バニラアイスにエスプレッソ2杯とシロップ、そしてシナモンのパウダーがかけられた、スターバックスならではのアフォガートだ。
また同店舗においては、料理のメニューも他の店舗とは一味異なっている。
“インドネシア人の好物”であるとされる「ミルク・パイ」なるものや、インドネシア風サラダなど、バリ島ならではを感じさせるメニューが揃っているのが特徴だ。
日本人にも人気の観光地であるバリ島に新たにオープンしたスターバックス。バリ島を観光で訪れる際には、こちらのスターバックス新店舗も訪れてみてはいかがだろうか。(了)
出典:Business Insider:Starbucks has opened a ‘coffee sanctuary’ in Bali featuring a coffee nursery and lavender lattes(1/18)
出典:CNN:Starbucks’ new Bali store is designed for tourists (1/12)
出典:DEWATA BALI