インスタント麺を自分で作るレストランがNYで好調、2店目を出店
インスタントラーメンを、客が自分で作って食べるというニューヨークのレストラン。意外にも業績好調で、2店目を出店するという。
115種類のメニュー
その店は、アメリカ·ニューヨーク市のクイーンズ区にある「Instant Noodle Factory(インスタント·ヌードル·ファクトリー)」。客は店内のタッチパネルで、115種類のインスタント麺から好きなものを選んで注文する。
カウンターで提供されるのは、紙製の器に入れられたインスタント麺と粉末スープの袋だ。客は給湯器(ヌードル·クック·マシーン)からお湯を注ぎ、自分で作って食べる。作り方が分からないときは、店員に聞けば教えてくれる。
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これだけなら、コンビニでカップ麺を食べるのとあまり変わらないが、「Instant Noodle Factory」にはプラスアルファの魅力がある。それはトッピングだ。ネギやコーンなど数種のトッピングを無料で追加できる。さらに有料で、豆腐、煮込んだ鴨の足、海老シュウマイ、パルメザンチーズなど、様々な具を追加できるのだ。
トッピングを選ぶのが面倒な人のために、出来合いのメニューもある。取材した海外メディアによると、キムチ、アメリカンチーズ、チェダーチーズとハラペーニョ入りのソーセージを載せた「キムチーズ」や、中国のKangshifu Beefというインスタントラーメン(焼き牛肉味)に、コーン、ハラペーニョ、メキシコ風スパイス味の牛肉を載せた「ビーフ·ビリア」が人気らしい。
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ラーメンのスターバックスか
「Instant Noodle Factory」を経営するのは、27才のCierra Beckさんと、その夫であるTat Leeさん(26才)だ。「安くて美味しい食事を提供」しようと、今年の夏から始めたこの店が好調なので、11月17日にはマンハッタンのイースト·ヴィレッジに2号店を出店する。
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トッピングなしでも2.4ドル(約361円)~6.5ドル(約979円)という値段は、小売されているインスタント麺と比べるとはるかに高い。自宅で安く作れるのに誰がわざわざこの店に行くのか、という声もネット上にあるが、Leeさんはスターバックスを例に出して反論するーーカフェラテはコーヒー豆とミルクで安く作れるのに、人々は(スターバックスで)買っているじゃないか、というのだ。
インスタント麺に様々なトッピングを組み合わせて新しい味を作り出すという点は、スターバックスのコーヒーバリエーションと共通するものがある。(了)
出典元:New York Post:NYC restaurant serves instant ramen — that you have to cook yourself(11/14)