ドローンタイプの1人乗り用フライングボードを、米の女性が開発【動画】
アメリカに住む女性が、ドローンタイプの乗り物を乗りこなし、注目を集めている。
空飛ぶ乗り物を開発
その女性とは、フロリダ州で暮らすMariah Cainさん(24)だ。
彼女は3年前までは、フォートローダーデールを訪れる観光客にウォーター・スポーツを教えると同時に、パートタイムでヨットのスチュワーデスをしていたという。
しかし、その後「Airboard」と呼ばれるドローンタイプの空飛ぶ乗り物を共同で開発。今ではこのプロジェクトの代表であり、マネージャーを務めているそうだ。
体の動きでコントロール
Cainさんによれば、この「Airboard」は超軽量で、電気で動き、垂直の離着陸ができるため、どんな場所からでも飛び立てるという。
また立った状態で操縦し、体の動きよってコントロールでき、充電も簡単。携帯電話のようにプラグを差し込み、電灯が緑に変わったらすぐに乗れると説明している。
「たいていの飛行機やヘリコプターは離陸前に、少なくとも15分間の飛行前点検をしますが、私たちのシステムは全てコンピューターによって行われますので、飛行前点検のチェックも数分でできるんです」
またCainさんは、これまでの技術を統合し、「Airboard」を救助活動やスポーツ、エンターテインメントなどで使える多目的な乗り物に作り上げる計画を持っているという。
ある発明家と知り合い共同で開発
もっともこの「Airboard」は彼女1人で作り上げたわけではない。発明家でドローン・パイロットのJeff Elkinsとの出会いがきっかけだという。
Elkinsさんは、当時のシーワールドのトレーナーのために「ハイドロフライト」のLEDで光るスーツを作っていたそうだ。
しかしCainさんはその時、Elkinsさんがバッテリーで動くエアーボードを作っていると聞く。それに興味をひかれた彼女は、Elkinsさんのプロジェクトに参加。
彼の仲間と共に「Airboard」の開発に協力し、ついに完成させた。
その後、人間を乗せて飛ぶマシンの大会「Go Fly Prize」を聞き、すぐに参加の手続きを申請。さらにElkinsさんをパートナーとして、「DragonAir Aviation, Inc」という会社を設立した。
そして大会では5組のファイナリストに選ばれ、5万ドルの賞金を獲得。将来的にも資金援助をうける機会を得たという。(了)
出典元:ABC News:Meet the 24-year-old trying to build the world’s 1st personal flying device(11/19)
出典元:Go Fly:A Body in Motion: GoFly Interviews Team Dragonair’s Mariah Cain(9/4)