ウミガメが60億円相当のコカインに絡まり、米国沿岸警備艇に救助される


米国沿岸警備艇が太平洋での麻薬パトロールを行っていたところ、約800kgのコカインにウミガメが絡まっているのを発見し、救助した様子が話題となっている。

 

大量のコカインに絡まったウミガメ

 

11月19日のこと、警備艇は中米沿岸の東太平洋で大量のコカインを発見した。その量約800kg、5300万ドル(日本円約60億円)に相当するものだった。

 

乗組員が近づくと、コカインの容器を束ねている青いロープに、なんとウミガメが絡まっていたそうだ。

 

ロープから抜け出そうともがいた痕跡だろう、ウミガメの首や足には擦り切れた箇所があったという。

 

乗組員は隊長に状況を報告、ウミガメに絡まっているロープを注意深く切断して海に戻してやり、その後業務に戻った。

 

 

犠牲になる海の生物たち

 

米軍による麻薬パトロールは68日間に及ぶものだった。最終的に6775kgのコカイン、約6kgのマリファナ、そして密輸に関わったとして24人の容疑者を逮捕したという。

 

この捜査は、不法貨物を密輸する犯罪組織を摘発する為、18カ国が属する国際的な作戦「Operation Martillo」の一環として行われた。

 

またウミガメに関しては近年、環境悪化の影響で大きな被害も報告されている。実際に今年11月には、エルサルバドルの海岸で、何百匹ものウミガメが大量に浮いて死んでいるのが発見されたという。

flickr_sea turtle

BBCテレビの番組でも、プラスチックと人間によるごみの影響で、海に壊滅的なダメージが与えられているとして、警鐘を鳴らしている。

 

環境悪化による影響を受けているウミガメを、犯罪にまで巻き込むとは、許しがたい行為と言えるのではないだろうか。(了)

 

出典:The Telegraph:Sea turtle found trapped in cocaine bundles worth $53m (12/20)