マイアミで爆破解体にミス、12階の建物が通りに倒れてきて1人が負傷
アメリカで解体するために爆破された建物が、思わぬ方向へ倒れてケガ人が出る事態となった。
通りに向かって倒れていく
この爆破が行われたのは7月23日の朝、場所はフロリダ州マイアミの、ビーチ沿いにあるCollins通り付近とされている。
現場には当時、12階のビルが立っていたが、それは1961年に作られ老朽化が進んでおり、新しいビルに建て直すため、解体することが決まっていたという。
そして当日の午前10時頃、爆破解体を実施。しかし破壊された建物は、突然通りに向かって倒れてきたそうだ。この様子は付近にいた人々によって撮影されており、SNSでも公開されている。
「大きな石が男性に直撃した」
この事故により、解体作業に従事していた男性、Samuel Landisさん(46)が負傷。その後、Jackson記念病院へ搬送されるも、危険な状態にあると言われている。
また現地のマイアミビーチ消防署によれば、事故後も他の犠牲者がいないか、レスキューチームによって現場で捜索活動が行われたが、現在のところ被害にあった人は見つかっていないという。
現場で事故の様子を目撃していた人は、次のように語っている。
「車のフロントエンドほどの大きさの石が通りを横切って飛んできて、解体作業員の1人に当たったんだ。石は彼の胸の中心に直撃し、彼は恐らく5フィート(約1m50cm)ほど飛ばされていたよ」
警察は、この建物が解体の許可を得ていたことを確認しているが、作業に違法な点がなかったか調査しているそうだ。(了)
出典元:NBC:Man Rushed to Hospital After Building Collapse in Miami Beach(7/23)
出典元:Local10:Worker hurt when building set for demolition collapses in Miami Beach(7/23)