ISISの公開処刑を食い止めるためドローンが空爆、英国防省が動画を公開


イギリス国防省は、ISISの公開処刑を食い止めるために空軍が行ったドローンによる空爆の動画を、今週の火曜日に公開した。

 

市民も強制されて処刑の場に集められる

 

その動画に映っている場所は、ISISが支配しているシリアのAbu Kamalという街とされている。

 

実際の映像では確認が難しいのだが、英紙METROによれば動画には、2人の囚人が群衆の前に立たされ公開処刑される前の様子が映っているという。

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また周りにいる群衆も、自ら進んでこの場にいるのではなく、強制されて集められており、手前の建物の屋上にいるスナイパーらに銃で脅されていたそうだ。

 

しかもこの瞬間を捉えていたドローンは、数千キロも離れたイギリス国内のリンカンシャーにあるWaddington空軍基地から遠隔操作されていたと言われている。

 

ターゲットは屋上にいたスナイパー

 

ドローンのオペレーターは上空から地上の様子を観察。そして数分後、屋上の左隅にいたスナイパーを目標にしてミサイルを発射した。

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その瞬間、爆発が起こり、強制されて集められていた群衆がばらばらになって逃げていく様子が捉えられる。

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イラクとシリアでの航空作戦を指揮している司令官の、Johnny Stringer准将はMailOnlineの取材に対し、次のように語っている。

 

「私たちが目標にしていたのは、公開処刑の場から逃げようとする市民を撃つため、または予定されていた公開処刑自体を見守るため監視していたスナイパーでした」

 

さらにイギリス国防省は公開した映像について、次のように説明しているという。

 

「地上にいるISIS戦闘員を直接ターゲットにすることはできなかった。なぜならそれをすれば市民も殺してしまうことになるからだ。そのため彼ら(オペレーター)はスナイパーをターゲットにした。そうすることで市民やISIS戦闘員も逃げることを余儀なくされた」

 

もっとも囚人が公開処刑を免れたのかは分かっていないが、動画には確かに地上にいたISIS戦闘員が逃げていく様子も映っている。

 

イギリス空軍はその後、映像を詳細に確認して戦果を評価し、ドローンのオペレーターに勲章を授与したという。

 

ISISはシリア北部のラッカを「首都」と位置付けていたが、現在その約9割が、米国の支援するクルド人・アラブ人合同部隊「シリア民主軍」によって制圧されたと言われている。(了)

 

 

出典元:METRO:RAF stops Isis public execution from 2,000 miles away(9/20)

出典元:MailOnline:Dramatic moment RAF pilots use drone-controlled single missile to stop ISIS public execution 2,000 miles away as it’s revealed secret strikes in Iraq and Syria have stopped terror attacks on British soil(9/20)