インドネシアのマラピ山が噴火、登山者11人が死亡、女性が助けを求める動画を撮影
インドネシアの火山が噴火し、当時山を登っていた多くの人々が亡くなった。
49人の登山者が避難、12人が行方不明
12月3日、西スマトラ州にあるマラピ火山が噴火し、4日は捜索活動が行われ、登山者11名の死亡が確認されたという。
当時、山には75人がいたとされ、噴火後に49人の登山者が避難したものの、多くの人が現在、火傷の治療を受けているそうだ。
その後、3人の生存者が新たに発見されたが、まだ12人が行方不明となっているため、捜索が続けられているという。
Mount Marapi Eruption in Indonesia kills at least 11, dozens missinghttps://t.co/lhfrFMiTkI pic.twitter.com/YyRtbWub4Q
— TIME (@TIME) December 4, 2023
「お母さん、助けて」
生存者の1人、ザフィラ・ザリム・フェブリナさん(19)は、噴火に巻き込まれた後、自らの携帯電話で撮影し、「お母さん、イフェ(あだ名)を助けて」と訴えた。
また別の若い女性も、当時の様子を動画で撮影しており、顔に酷い火傷を負いながらも、助けを求めるためだろう、携帯電話に向かって話しかけていた。
11 hikers have been killed and 12 others are missing after they were caught in a deadly volcanic eruption on Indonesia’s Mount Marapi ⤵️ pic.twitter.com/zAZXfGNXqC
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 4, 2023
ザフィラさんは当時、学校の友人18人とハイキングを楽しんでおり、現在は一緒に登っていた彼女の父親と叔父とともに、近くの病院に入院しているという。
母親のラニ・ラデラニさん(39)は、娘がひどいトラウマを経験しており、入院中も一晩中痛みに耐えなければならなかったと語っている。
高さ2891メートルもあるマラピ山は、スマトラ島で最も活発な火山の 1 つであり、12月3日に噴火した時には、上空3kmもの高さまで灰を噴き上げたそうだ。
1979年4月に発生した噴火では、60人が死亡しており、今年1月から2月にかけても噴火し、山頂付近で降灰が確認されている。(了)
出典元:Reuters:Indonesia’s Marapi volcano erupts, killing 11 climbers; 12 missing(12/5)
出典元:MailOnline:Moment burned volcano survivors plead for help after getting caught in deadly eruption that claimed 11 lives and left 12 others missing(12/4)