Switch news

知っておきたい世界のニュース

インドネシアのマラピ山が噴火、登山者11人が死亡、女性が助けを求める動画を撮影

インドネシアのマラピ山が噴火、登山者11人が死亡、女性が助けを求める動画を撮影
X_Al Jazeera English

インドネシアの火山が噴火し、当時山を登っていた多くの人々が亡くなった。

 

49人の登山者が避難、12人が行方不明

 

12月3日、西スマトラ州にあるマラピ火山が噴火し、4日は捜索活動が行われ、登山者11名の死亡が確認されたという。

 

当時、山には75人がいたとされ、噴火後に49人の登山者が避難したものの、多くの人が現在、火傷の治療を受けているそうだ。

 

その後、3人の生存者が新たに発見されたが、まだ12人が行方不明となっているため、捜索が続けられているという。

 

「お母さん、助けて」

 

生存者の1人、ザフィラ・ザリム・フェブリナさん(19)は、噴火に巻き込まれた後、自らの携帯電話で撮影し、「お母さん、イフェ(あだ名)を助けて」と訴えた。

 

また別の若い女性も、当時の様子を動画で撮影しており、顔に酷い火傷を負いながらも、助けを求めるためだろう、携帯電話に向かって話しかけていた。

 

 

ザフィラさんは当時、学校の友人18人とハイキングを楽しんでおり、現在は一緒に登っていた彼女の父親と叔父とともに、近くの病院に入院しているという。

 

母親のラニ・ラデラニさん(39)は、娘がひどいトラウマを経験しており、入院中も一晩中痛みに耐えなければならなかったと語っている。

 

高さ2891メートルもあるマラピ山は、スマトラ島で最も活発な火山の 1 つであり、12月3日に噴火した時には、上空3kmもの高さまで灰を噴き上げたそうだ。

 

1979年4月に発生した噴火では、60人が死亡しており、今年1月から2月にかけても噴火し、山頂付近で降灰が確認されている。(了)

 

出典元:Reuters:Indonesia’s Marapi volcano erupts, killing 11 climbers; 12 missing(12/5)

出典元:MailOnline:Moment burned volcano survivors plead for help after getting caught in deadly eruption that claimed 11 lives and left 12 others missing(12/4)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top