ロシアの都市で温水パイプが破裂、氷点下の中、多くの家で暖房が使えない事態に
シベリアの都市で、住宅暖房用の温水を運ぶパイプが破裂し、大量の蒸気が発生した。
蒸気が7階部分にまで達する
この事故は1月17日、シベリアに含まれるロシアの都市、ノヴォシビルスクで起きたという。
当時、町の中心部に近い場所にある、暖房用の温水を運ぶパイプが破裂。大量の蒸気が発生し、温水も付近にある集合住宅の7階部分の高さにまで達したそうだ。
その後、ノヴォシビルスク市長の事務所も、ロシアのSNS「VK」において、「直径700mmのパイプラインで欠陥が発生した」と発表。「17日の夜まで、お湯と暖房の供給を減らす」と伝えた。
❄️ Russia: Steam from a burst center heating pipe is 7 stories tall in Novosibirsk. Current temperature -23°C / -9°F. pic.twitter.com/GwUOxs1aK7
— Igor Sushko (@igorsushko) January 17, 2024
❄️ Russia: Central heating pipe burst near the roof of a 9-story apartment building in Novosibirsk. pic.twitter.com/thLhdJxtab
— Igor Sushko (@igorsushko) January 17, 2024
That’s a lot of steam from a failed heating pipe in Novosibirisk. pic.twitter.com/zsF6sEyBCf
— Igor Sushko (@igorsushko) January 17, 2024
200軒の住宅が暖房なし
やがて公共サービスが損傷した配管の修理を始めたため、200軒の住宅が暖房なしの状態に置かれたという。
しかも暖房停止の影響を受けた地域には、病院が6カ所、学校も8カ所、幼稚園もあったそうだ。
ノヴォシビルスクでは17日に、気温がマイナス20度にまで下がり、翌日もマイナス30度まで下がると予想されていたという。
またパイプの破損で市街にも熱湯が溢れ、少なくとも住民5人が負傷したとか。
実はノヴォシビルスクでは前の週にも同様の事故が起きており、数百人の住民が暖房の供給を受けていないという。
ロシアの都市では年末年始以来、前例のないほど暖房停止が増えており、国の大部分で気温が氷点下に下がる中、事態が深刻化しているそうだ。(了)
出典元:The Moscow Times:Huge Steam Clouds, Boiling Water Engulf Streets of Novosibirsk(1/17)