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ロシアの都市で温水パイプが破裂、氷点下の中、多くの家で暖房が使えない事態に

ロシアの都市で温水パイプが破裂、氷点下の中、多くの家で暖房が使えない事態に
X_Igor Sushko

シベリアの都市で、住宅暖房用の温水を運ぶパイプが破裂し、大量の蒸気が発生した。

 

蒸気が7階部分にまで達する

 

この事故は1月17日、シベリアに含まれるロシアの都市、ノヴォシビルスクで起きたという。

 

当時、町の中心部に近い場所にある、暖房用の温水を運ぶパイプが破裂。大量の蒸気が発生し、温水も付近にある集合住宅の7階部分の高さにまで達したそうだ。

 

その後、ノヴォシビルスク市長の事務所も、ロシアのSNS「VK」において、「直径700mmのパイプラインで欠陥が発生した」と発表。「17日の夜まで、お湯と暖房の供給を減らす」と伝えた。

 

200軒の住宅が暖房なし

 

やがて公共サービスが損傷した配管の修理を始めたため、200軒の住宅が暖房なしの状態に置かれたという。

 

しかも暖房停止の影響を受けた地域には、病院が6カ所、学校も8カ所、幼稚園もあったそうだ。

 

ノヴォシビルスクでは17日に、気温がマイナス20度にまで下がり、翌日もマイナス30度まで下がると予想されていたという。

 

またパイプの破損で市街にも熱湯が溢れ、少なくとも住民5人が負傷したとか。

 

実はノヴォシビルスクでは前の週にも同様の事故が起きており、数百人の住民が暖房の供給を受けていないという。

 

ロシアの都市では年末年始以来、前例のないほど暖房停止が増えており、国の大部分で気温が氷点下に下がる中、事態が深刻化しているそうだ。(了)

 

出典元:The Moscow Times:Huge Steam Clouds, Boiling Water Engulf Streets of Novosibirsk(1/17)

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