マウンテン・ライオンに襲われ1人が死亡、1人が顔に負傷【アメリカ】
アメリカで先日、若者らがマウンテン・ライオン(ピューマ)に襲われ、1人が亡くなった。
兄弟がシカの角を探していた
その事件が起きたのは、3月23日、場所はカリフォルニア州北部にあるエルドラド国有林付近とされている。
その日の午後、21歳と18歳の兄弟が、抜け落ちたシカの角を探していたという。
その時、2人はマウンテン・ライオンに襲われ、21歳の兄が死亡。18歳の弟の方は、顔を負傷し、現場に駆け付けた保安官代理と救急隊員によって、救助されたそうだ。
兄はすでに死んでいた
警察への通報は負傷した弟がし、現場に駆け付けた警察官らは、兄の方を捜索。やがて兄のそばに横たわっている、マウンテン・ライオンを発見した。
警察官は、弟に応急手当をするため、銃を発砲し、マウンテン・ライオンを威嚇。マウンテン・ライオンは逃げ、兄の元へ行くことができたが、すでに死んでいたという。
弟の方は、すぐに病院へ搬送され、治療を受けたそうだ。
人間を襲うのは稀
その後、カリフォルニア州魚類野生生物局の狩猟監視員と、エルドラド郡の猟師がその地域でマウンテン・ライオンを捜索。
やがてマウンテン・ライオンは殺され、襲撃現場から採取されたDNAサンプルが、死んだライオンと一致したという。
カリフォルニア州で、マウンテン・ライオンが人間を襲うのは稀で、最後に記録されたのは2004年1月とされている。
当時は、オレンジ郡で、35歳の自転車を運転していた人物が、襲われて死亡したそうだ。(了)
出典元:ABC News:1st fatal California mountain lion attack in 20 years leaves 1 man dead and his brother injured(3/25)