ワニ研究の専門家が、犬を性的虐待していたことで有罪に
ワニ研究の第一人者として知られたイギリスの著名動物学者が、10年間の刑務所入りという判決を受けた。10年以上にわたって何匹もの犬を虐待し、獣姦まで行っていたためだ。本人も罪を認めている。
常軌を逸した堕落
イギリスのウェスト·ヨークシャー出身で、現在はオーストラリアに在住する動物学者アダム·ブリトン被告(53才)は、動物虐待や獣姦に関する56の罪を認めた。また、幼児虐待に関係のある画像ファイルにアクセスしたことも認めている。
判決を言い渡したオーストラリア·ノーザンテリトリー最高裁の裁判官は、傍聴人を退廷させてからブリトン被告に対し「あなたの堕落は人間として常軌を逸している」と言ったそうだ。また、続けて裁判官が挙げたブリトン被告の行状は、一般の傍聴人には聴かせられないほど残虐なものだったと報じられている。
ブリトン被告は、ネット掲示板「Gumtree」にペットの一時預かりの広告を出し、一般の人から預かった動物を「拷問部屋」で死ぬまで虐待し、その動画をオンラインチャットにアップしていた。また、そこに集まる同じ嗜好の仲間たちには、自分が13才から馬を性的に虐めていたことを告白し、こんなメッセージを書き込んでいる。
私は子供の頃、動物に対してサディスティックだったが、そのことはずっと抑えて来た。数年ほど前からそれが外に出るようになり、今は止められなくなった。そして、止めたいとも思わない(笑)
裁判所に提出された書類によると、少なくとも42匹の犬が拷問を受け、そのうち39匹が死んだとのこと。書類には、彼が逮捕される前18カ月間の罪状しか挙がっていないのだが、それでもページ数は90ページにもなったという。
自分のペットを性の道具に
ブリトン被告は、自分が飼っている2匹のスイス·シェパード、「Ursa」と「Bolt」を、ほぼ10年間にわたって性的に利用していたことも認めた。自分の犬と性的な関わりを持ったことについて彼は、SNSにこう書いている。
私の犬は家族だし、私にも分別がある。私が酷い扱いをするのは他の犬だけだ。他の犬はただのおもちゃで、愛着など一切ないし、いくらでも手に入るから。
虐待した犬の飼い主からの問い合わせに対しては、預かったばかりの頃の元気な犬の写真を送って騙していたそうだ。また、犬の死骸について彼は、「別の動物にエサとして食べさせた」と証言している。ワニ研究家の彼は、広大な所有地の中に8匹のワニを飼っている。(了)
出典元:BBC:British croc expert jailed for sexual abuse of dogs(8/8)
出典元:Metro:British crocodile expert Adam Britton jailed for 10 years for sexually abusing dogs(8/8)
出典元:WIKIBIOPIC:Adam Britton