悪霊を退治するため…隣家の玄関に軽油を撒いた男を放火の罪で逮捕
人が寝静まった深夜、家の外に人の気配が。
翌朝、ドアホンに記録された映像を見てビックリ。なんと近所の男が玄関に大量の燃料を撒き、家を燃やそうとしていたのだ。
そんな信じられない体験をした家族がアメリカにいるという。
男が玄関前に燃料を撒き引火を試みる
事件が起こったのは3月7日(木)、午前2時半頃の深夜(現地時間)。
アメリカ、カリフォルニア州に住むある家族(名前は非公開)の家に一人の男が現れた。
男はポリタンクを手にしており、燃料と思われる液体を玄関の前に撒き散らし始めた。
そしてその後、火をつけようと試みたという。
A Stockton man is seen pouring w about 2 gallons of diesel on his neighbor's door then attempts to light the home on fire on ring video shared with FOX40. The family, who asked not to be identified, says during his arrest he told officers, he was trying to get rid of a ghost. pic.twitter.com/jTHNkJvu4K
— Kay Recede FOX40 (@KayRecede) March 7, 2019
Stockton Man Caught on Camera Pouring Diesel Fuel on Neighbor’s Doorstep, Trying to Light It https://t.co/aBsEwi9gx1 pic.twitter.com/vI7ONFbsxj
— FOX40 News (@FOX40) March 7, 2019
放火は失敗、清掃して立ち去る男
しかし、何度か試したものの燃料に引火せず、男は諦めてその場を立ち去った。
数時間後、異臭に気づいたこの家の住民がドアホンを確認したところ、自分の家が放火されようとしていた事実を知り、警察への通報に至ったという。
その時、玄関前は綺麗に清掃されていたのだとか。
駆けつけた消防によると、撒かれた液体は軽油で、7リットル以上の量に及んでいたという。
近所に住む男が逮捕される
当時、家には2人の子供と数名の大人が就寝していたとのこと。
玄関に設置されたカメラで、人の気配を知らせる案内があったにも関わらず、家族はそれを無視していたそうだ。というのも、虫を感知しての誤作動がよくあったためだという。
犯人がカメラに映っていたことから、警察は近所に住む38歳の男を逮捕した。
Police: Stockton Man Pours Diesel On Neighbor’s Home, Tries To Light It https://t.co/JvxQs0YR4X
— BEST TOURS INC. (@inc_tours) March 10, 2019
放火の理由は「幽霊を退治するため」
現場を調査した警察から、家族は衝撃の事実を聞かされた。
男が撒いたのは軽油だったが、これが万一より引火性の強いガソリンだったとしたら、男はもちろんのこと、家の住民も皆巻き添えになっていただろう、というのだ。
調べに対し、男はこの家に「幽霊」がいたといい、それを取り除く為に火をつけたとのこと。
また、この家の住民に対しては何の問題も無く、彼らに謝罪したいと話しているという。
男がこの家を訪れたのは今回が初めてではなかったそうだ。今月1日、この男が「狂ったように」ドアのベルを鳴らしていた様子が、カメラに収められていた。
男は麻薬中毒で、精神的な健康問題を抱えていたと言われている。(了)
出典元:Fox40:Stockton Man Caught on Camera Pouring Diesel Fuel on Neighbor’s Doorstep, Trying to Light It (3/7)
出典元:Independent:Man caught pouring diesel onto neighbour’s home claims he was trying to kill a ghost (3/8)