南アで密猟者がゾウに襲われて死亡、遺体もライオンに食べられ頭部しか残らず
アフリカで密猟者がゾウに襲われて死亡し、さらにライオンにも食べられて、遺体がほとんど残っていない状態で発見された。
サイを狙うため違法に侵入
この出来事が起きたのは先週の水曜日、場所は南アフリカ共和国にある、クルーガー国立公園とされている。
死亡したのは密猟グループの男で、彼らは当時サイを狙うため、国立公園内に入ったという。
しかし途中、ゾウを驚かせたせいで踏みつぶされ、1人が死亡。しかも遺体はライオンに食べられたらしく、血だらけの頭と服の一部しか残されていなかったと言われている。
死んだ密猟者には娘さんがいた
クルーガー国立公園のGlenn Phillips氏は、「違法にクルーガーに入ることは、賢い選択ではありません。そこには非常に多くの危険があります。今回の事件が、明らかな証拠なのです」と語っている。
また死んだ男には娘さんがいるため、Phillips氏も「父親を失い、悲嘆に暮れている娘さんを見るのは悲しいことです。しかも悪いことに、遺体はわずかしか残っていなかったのですから」コメントした。
この密猟の発覚により、現在4人が警察に拘留され、間もなく裁判所へ出廷することになるという。
昨年も3人の密猟者が食べられる
実は昨年7月も南アフリカの東部にある、ロッジ「Sibuya Game Reserve」付近で、3人の密猟者がライオンに食べられており、捜索の結果体の一部が発見されたという。
ロッジのオーナーであるNick Fox氏は、次のように述べている。
「頭と複数の体の一部、そして手足が、脱げた靴や高性能ライフル、斧などと一緒に回収されました」
当時、密猟者は重武装してサイを追っていたと見られているが、この地域の監視役で守護者であるライオンに食べられたそうだ。
Fox氏は「これは、彼ら(人間)が常に勝者になるわけではないという、密猟者に対する強力なメッセージを送っているのです」と語っている。(了)
出典元:THE Sun:NATURAL JUSTICE Rhino poacher trampled to death by elephants then eaten by lions at Kruger National Park in South Africa(4/6)
出典元:Mirror:Poacher hunting rhinos ‘trampled to death by elephant and body eaten by lions’(4/6)