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米で病気に感染した遺体の一部を販売したとして、2人の男らが起訴される

米で病気に感染した遺体の一部を販売したとして、2人の男らが起訴される
AC

病気にかかった遺体の一部を医療関係者に違法に販売したとして、2人の男らが訴えられた。

 

病気の検査で陽性の遺体を販売

 

その男らとは、イリノイ州に住むDonald Greene Sr容疑者とDonald Greene II容疑者の親子だ。

 

裁判記録によれば、この親子は自らが経営する会社「Biological Resource Center of Illinois (BRCI)」を通して、医療関係者に遺体のパーツを販売してきたという。

 

これらの遺体は、医療関係者が研究やトレーニングのために使用するものだったそうだ。

 

しかし販売された体のパーツには、肝炎などの感染症の検査で陽性とされたものや、全く検査されていないものもあったそうだ。

 

HIVにかかった遺体を1000万円で販売

 

検察官によれば、そもそもDonald Greene Sr容疑者らは、顧客である医療関係者が病気にかかった遺体や、テストされていない遺体を購入しないと知っていたという。

 

そのため容疑者らの計画は、顧客を騙すためのもので、彼らは価値のない遺体から利益を得ようとしていたと疑われている。

 

実際、ある遺体は10万ドル(約1100万円)ほどで販売されており、それらはHIVや敗血症や肝炎などに罹っていたそうだ。

 

またある母親は自分の息子の組織が献体されると聞かされていたが、実際には5000ドル(約55万円)で販売されていたという。

 

Donald Greene Sr容疑者は2008年から2014年にかけて、少なくとも8件のケースにおいて顧客に対し「遺体検査では陰性だった」と、嘘の情報を伝えていたと言われている。

 

このためDonald Greene Sr容疑者は通信詐欺の容疑で、Donald Greene II容疑者は犯罪隠匿の容疑で起訴されたそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Father, son charged for allegedly selling diseased body parts(4/12)

出典元:FOX8:Father, son accused of selling diseased body parts on black market(4/10)

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