インド東部に強烈なサイクロンが上陸、巨大なクレーンが倒壊し建物を押し潰す
インド東部を襲ったサイクロンにより、街に大きな被害をもたらす映像が撮影された。
建物20階相当のクレーンが倒壊
サイクロン「ファニ」は5月3日に、インド東部のオディシャ州を直撃。土砂崩れや洪水など、大きな被害をもたらした。
そしてオディシャ州の中心都市、Bhubaneswarでは建設用の巨大クレーンが強風で倒される様子が撮影された。
このクレーンは建物20階分以上の高さがあると考えられており、風にあおられてゆっくりと傾くと、やがて下にある住居を直撃した。
Tower crane collapsed in Bhubaneswar due to Fani cyclone pic.twitter.com/M2RD8qzxb5
— DeshGujarat (@DeshGujarat) May 3, 2019
低地に住む120万人が避難
このクレーンの倒壊で、死者やケガ人が出たのかは分かっていない。ただサイクロンの影響で現在までにオディシャ州では、7人が犠牲になったそうだ。
また同州では5月3日にも、土砂崩れが発生。またSNS上には、街が洪水に見舞われる様子も投稿された。
サイクロン「ファニ」は、近年インドを襲ったサイクロンの中でも最も強力なものの1つとされている。
CNNによれば「ファニ」は「カテゴリー4」のハリケーンに相当する勢力で、最大風速は約67メートルに達したという。
この影響で、少なくとも143本の電車が運休。サイクロンの目が内陸部に上陸した時には、Bhubaneswarからのフライトも中止になったそうだ。
また西ベンガルにあるコルカタ空港も閉鎖され、オディシャ州の低地に住む120万人が避難を余儀なくされたという。(了)
出典元:INDEPENDENT:Cyclone Fani: Crane falls on top of houses as storm batters Odisha(5/3)
出典元:CNN:インド東部にサイクロン上陸、7人死亡 強風と豪雨で100万人避難(5/4)