ロシアで「テスラ」がレッカー車に衝突、2度も爆発する映像がショッキング
ロシアの車道で、突然電気自動車のテスラが爆発する瞬間の映像が撮影された。
2度の大きな爆発を起こす
この事故が起きたのは8月10日の21時頃(現地時間)、場所はモスクワの「MKAD」と呼ばれる環状高速道路とされている。
REUTERSによれば、事故を起こした車、「テスラ・モデル3」に乗っていたのはAlexei Tretyakovさんで、彼は当時ハンドルを握り、ドライブ・アシスタント・モードで運転していたという。
しかしその後、車は止まっていたレッカー車に衝突。左側を破損し、そのまま停止した後、やがて車体は炎に包まれてしまう。
その様子は対向車線を走っていた車が撮影しており、2度の大きな爆発を起こす様子が映っていた。
子供も乗っていたが全員無事
Tretyakovさんによれば、当時は制限速度である時速100kmで走行していたが、止まっていたレッカー車に気づかなかったという。
また当時車内には2人の子供も乗っていたそうだ。しかし衝突後、Tretyakovさんたちは車内から脱出し、全員無事だったとされている。
ただ子供たちは軽い擦り傷を負い、Tretyakovさんも片方の足の骨折。そして車は金属フレームを残し、すべて燃えたそうだ。
そもそも「テスラ株式会社」は詳細な調査を受けた際にも、「モデル3」の安全性を擁護してきたという。
しかし先週初め、司法の透明性を求める非営利団体「PlainSite」が明らかにした書類には、全米高速道路交通安全委員会が昨年、テスラに対して委員会のガイドラインに沿っていないとする手紙を送り、この企業の車が関連した衝突事故の情報を求めたと記されていたそうだ。
もっとも衝突後に炎上する車はガソリン車でも多い。それはバッテリー駆動のテスラも変わらない。今後本格的な調査が始まるが、爆発の原因が何かは、その結果を見守るしかないだろう。
出典元:REUTERS:Tesla electric car catches fire after hitting tow truck in Moscow(8/11)
出典元:auto blog:Tesla stands by Model 3 safety claims that NHTSA says are misleading(8/7)