軽飛行機のパイロットが海へ不時着後、漂流する自らの姿を自撮りしていた
不時着した軽飛行機のパイロットが、海を漂い、救助されるまでの自らの様子を撮影していたとして、注目を集めている。
防水性のスマホで自身を撮影
そのパイロットとは、アメリカ人のDavid Leshさん(34)。彼は8月20日にカリフォルニア州のサンノゼにあるReid-Hillview空港から、友人のパイロットのOwen Leipeltさんが操縦する飛行機とともに離陸したという。
Leshさんが飛行した目的は、数週間前に購入した自分の飛行機をLeipeltさんに撮影してもらうため。しかし夕方6時15分頃、Half Moon湾の沖合を飛行中、Leshさんの飛行機のエンジンが故障。その後、機体は海に着水することになったそうだ。
Leshさんはすぐに飛行機のドアを開け、一緒に乗っていた友人の女性ともに翼へ出たが、その後飛行機は沈んでいったため、海へ飛び込んだという。
それから救助が来るまで40分間、海に漂い続けながら、防水性のスマホで自分たちの様子を撮影した。
クラゲに刺されながら海を漂う
この時、一緒に飛行していたLeipeltさんは、Leshさんの飛行機が着水したのを知り、すぐに航空交通管制へと連絡。救助を要請したという。
またLeshさんらは着水してからできるだけ翼に留まり、その後海へ入り立ち泳ぎを続けたが、そこには多くのクラゲがおり、何度も刺されたそうだ。しかも海に入って20分後には、身体が冷たくなっていったとか。
Leshさんの飛行機は上空1036m付近でエンジンの故障に見舞われたが、その後旋回を繰り返し、水を切るように(数回ジャンプ)しながら海面に着水したため、衝撃は少なかったという。
UPDATE: Here’s video of the plane going down outside of Half Moon Bay. Pilot and passenger are ok. Friend was taking pictures of his new plane and shot this video. pic.twitter.com/VOTlczdqE7
— Ian Cull (@NBCian) 2019年8月21日
これによりLeshさんや女性もケガなく、無事に救助されることに。
現在、国家運輸安全委員会や連邦航空局は事故原因について調査しているようだが、Leshさん自身は、質の悪いガソリンを使用したからエンジンが故障したと考えているそうだ。(了)
出典元:LAD BIBLE:Footage Shows Plane Crash Into Sea And Survivors Laughing And Taking Selfies(8/21)