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衝撃!介護付き高齢者住宅職員、入居者同士を闘わせていたことが明らかに

衝撃!介護付き高齢者住宅職員、入居者同士を闘わせていたことが明らかに
Twitter / Alicia Cruz

米国で介護付き高齢者向け住宅に入居する高齢者同士を即席の“格闘技大会”によって戦わせたことにより、施設の職員らが逮捕されるという衝撃的な事件が飛び込んできた。

 

認知症を患う70代の女性を闘わせた容疑者ら

 

これにより逮捕されたのは、米国ノースカロライナ州の都市ウィンストン・セーラムにある介護付き高齢者向け住宅「Danby House」に勤務していた職員の女、Marilyn Latish McKey(32)、Tonacia Yvonne Tyson(20)、Taneshia Deshawn Jordan(26)の3人。

 

 

女らは認知症を患う70歳の女性入居者と73歳の女性入居者が部屋で戦うところを、観戦するのみならず撮影したりけしかけたことにより、障がい者への暴行の嫌疑をかけられているという。

 

裁判所の記録によると、ベッドへと倒れ込みながら一人の入居者に対し、もう一人の入居者が暴力を奮い続け、暴行を受けていた入居者は“放して、助けて、助けて、放して”などと叫んでいたことまでもが明らかになっている。

 

しかし逮捕された女らは“叫ぶんじゃない”“顔を殴って”、などと一方をけしかけるような発言を行っていたという。

 

事件が明るみとなったきっかけは、今年の6月に同施設における高齢者の虐待に関する告発だった。それに伴う捜査によって女らは今月11日、逮捕されるに至った。

 

事件の舞台となった介護付き高齢者向け住宅(Facebook / Danby House)

日本でも頻発する施設入居者への暴行…回避する術は?

 

この事件に対してはDanby Houseの親会社である「Affinity Living LLC」も声明を発表。

 

“Danby Houseにおけるさらなる職員研修と、全ての新入・既存職員に対する厳しい身辺調査が行われている”、などとした。

 

一方、今回の米国における事件は施設の入居者同士を闘わせたということで衝撃が大きいが、日本においても介護施設の入居者に対する職員による暴行はしばしば問題となっている。

 

今年3月に発表された厚生労働省による実態調査においては、2017年に明らかとなった介護職員の高齢者に対する虐待の件数は510件。調査開始以来、増加を辿っているという。

 

※画像はイメージです(Pixabay)

 

それでは介護施設に入居する高齢者が、自らの身を守ることは難しいのだろうか。

 

これについては入居を決める前に、施設をチェックすることが欠かせないようだ。

 

週刊朝日によると、職員の離職率を事前に確認すること、また施設が地域にオープンであるか否かを確認すると共に、入居者の家族が頻繁に訪問することも職員らの緊張感を保つために有効であるという。

 

※画像はイメージです(Pixabay)

 

認知症を患う高齢の施設入居者を、介護職員がけしかけて闘わせるという信じられない事件。こんな事件が起きるような施設には間違っても入りたくない。(了)

 

出典:Fox News:North Carolina assisted living facility workers accused of running dementia resident fight club(10/15)

出典:The Washington Post:Elderly care staff accused of pitting residents against each other in a dementia fight club(10/15)

出典:AERA.com:虐待に合わない老人ホームは? 「優良介護施設」の見分け方(5/30)

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