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インドで幼い子供が深さ30mの井戸に落下、救出作戦も思うように進まず死亡

インドで幼い子供が深さ30mの井戸に落下、救出作戦も思うように進まず死亡

インドで幼い男の子が深い井戸に落ち、大規模な救出作戦が進められたが、10月29日に死亡が確認された。

 

井戸と平行に穴を掘り進める

 

亡くなったのは、Surjith Wilson君、年齢は2歳とみられており、10月25日にインド南部のタミル・ナードゥ州の街、ティルチラーパッリで遊んでいる時に、廃棄された狭い井戸に落ちたという。

 

当初、Surjith君は深さ30フィート(約9m)の地点にいると思われたが、10月27日には深さ100フィート(約30m)まで落ちていることが判明した。

 

レスキュー隊は大型の重機を使い、井戸と平行にもう1つの穴を掘り進め、同時にボーリング用の細い穴から酸素を井戸の中へと供給してきたそうだ。

 

思わぬ障害で予定通り進まず

 

しかし、この救出作戦は難航し、予定通り進まなかった。

 

というのも平行に掘り進んだ穴の先に大きな岩があり、それが硬くてなかなか割ることができなかったからだ。

 

このため10月28日の午前2時(現地時間)には、現場に第2のより強力な掘削装置(リグ)が運ばれたが、それでも作業は思うように進まなかったという。保健省のC. Vijayabaskar大臣は当時、次のように述べていた。

 

「われわれはこの岩が非常に硬いことを予期していませんでした。ハイパワーのリグでさえ、岩を割ることに苦心しています。われわれは40フィート(約12m)の地点に到達しました。しかし作業は予定通り進んでいません」

 

このため大臣らはさらに最先端のドリルを運んでくるように命令しており、「これは究極の試みになるだろう」と述べていた。

 

井戸の中の子供の状態は?

 

レスキュー隊は110フィート(約34m)まで掘り進み、その穴を降下して、横から井戸の中にいる子供を救おうと考えていたそうだ。

 

28日時点では、チェンナイにあるアンナ大学のチームによって井戸に熱検知カメラが設置され、子供の体温をチェックしたところ、まだ呼吸していることが示されたという。

 

ただ息をしている音は聞こえず、10月26日の午後5時頃(現地時間)まで聞こえていた泣き声も、その後は止んでいたとか。

 

さらに井戸に挿入したカメラで、子供の手の映像を見ることはできるが、動く様子も見られなくなっていたそうだ。

 

そして10月29日の早朝、レスキュー隊はSurjith君が死亡したと発表。午前3時頃には彼の遺体が回収され、検死のために政府系の病院へ運ばれたという。

 

インドではこの救出作戦に注目が集まっており、モディ首相も子供を救うためにあらゆる努力が払われている、と述べていた。(了)

 

 

出典元:ABC News:Race to save toddler trapped 100 feet down abandoned well in India(10/28)

出典元:INDIA TODAY:Tamil Nadu toddler trapped in borewell slips further down, rescue ops underway(10/27)

出展元:ABC News:Toddler trapped 100 feet down well in India found dead, despite major rescue operation(10/29)

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