カリフォルニアの山火事で避難した馬が、再び仲間を迎えにいく姿が目撃される
アメリカのカリフォルニア州で大規模な山火事が続いているが、取材現場で撮影された、ある馬の行動が注目を集めている。
仲間や子馬が心配になり迎えにいく
カリフォルニア州のSimi Valleyでは10月30日に、「イージーファイアー」と呼ばれる山火事が燃え広がり、馬小屋に迫っていたという。
このため付近にいた人々が協力して、牧場にいる馬やその他の動物たちを、安全な「Tierra Rejada道路」に避難させたそうだ。
そして2頭の馬を連れてきた時、そのうちの1頭である黒い馬が再び、下草などが燃えている方へと引き返していった。
黒い馬は仲間や子馬が心配になったらしく、元の道を戻り、彼らと再会。その後は仲間や子馬を導きながら、また炎のそばにいる他の馬を気にかけながらも、再び安全な場所へと戻ってきたという。その様子はCBSの取材クルーが撮影していた。
WATCH: Several horses were trying to run to safety to escape the Easy Fire, which exploded amid extreme red flag conditions in Simi Valley Wednesday morning. LATEST HERE: https://t.co/x5Xi9gufz3 pic.twitter.com/uIS8C4PO38
— CBS Los Angeles (@CBSLA) October 30, 2019
2万6000人が避難を余儀なくされる
「イージーファイアー」と呼ばれる山火事は勢いが激しく、3時間で1000エーカー(約4平方キロメートル)の土地を破壊したという。
これにより2万6000人が避難を余儀なくされ、彼らの中にはニワトリやヤギを抱えた人もいたとか。
ウェザーサービスは10月30日の2日前から、強烈で乾いた風がハリケーン級に達すると予想しており、山火事に関しても前例のない警報を出していたという。
それにしても仲間や子馬を心配して引き返すとは、なんと優しい馬だろうか(了)
出典元:METRO:Horse runs back into wildfires to save its family(10/31)
出典元:CBS LosAngeles:WATCH: Horses Try To Escape Flames As Easy Fire Scorches Simi Valley(10/30)