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シリアの休戦地域をロシアと政府軍が空爆、18人の市民が死亡

シリアの休戦地域をロシアと政府軍が空爆、18人の市民が死亡
flickr/Freedom House

(※アイキャッチの画像は今回の空爆のものではなく、2014年1月30日に撮影されたアレッポの様子)

 

休戦となっているにもかかわらず、シリアで市民を狙った空爆が行われ、多くの人々の命が奪われた。

 

18人の市民が死亡

 

その空爆が行われたのは1月15日、場所は反政府勢力の最後の拠点となっている北部のイドリブ県だ。

 

その中心地であるイドリブ市内のal-Hal市場や、賑わっていた商業エリアが攻撃を受け、18人の市民が死亡した。

 

イギリスを拠点としている人権監視団体「Syrian Observatory for Human Rights (SOHR)」によれば、この攻撃を行ったのはロシア軍とシリア政府軍の戦闘機だったという。

 

またこの地域は、今月初めにロシア軍とトルコ軍とによって停戦の合意がなされていたそうだ。

 

しかしロシア軍もシリア政府も、まだ今回の攻撃についてコメントはしていない。

 

犠牲者の中には子供や救急隊員も

 

AFP通信の記者によれば、この空爆で商業地区にあった複数の車が炎に飲み込まれ、車内にいた運転手などが死亡したという。

 

修理屋をしているMustafaさんも、AFPの取材に対し「空爆が起きた時、部品を取りに店を出ていたが、帰ってみたら店が破壊されていた」と語っている。

 

また店の中にいた4人の従業員も、崩れた瓦礫に下に埋まっているそうだ。

 

「SOHR」によれば、この攻撃による犠牲者の中には複数の子供たちや救急隊員も含まれるという。

 

さらに親・反政府勢力のメディアは、イドリブ県の他のエリアも攻撃を受けたと伝えている。

 

シリア政府は以前からイドリブ県を奪還しようとしており、そこにいる最も強力に武装した勢力は、アルカイダとつながりのあるイスラム過激派のグループだと主張している。(了)

 

 

出典元:BBC:Syria war: Air strikes kill 18 in Idlib city despite truce(1/15)

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