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暴力的なデモ参加者の証拠映像を求めたFBI、送られて来たのは警官の暴力シーンばかり

暴力的なデモ参加者の証拠映像を求めたFBI、送られて来たのは警官の暴力シーンばかり
Twitter/@SourceLocator @noonelistnstome

黒人男性、ジョージ・フロイドさんの死に抗議するデモ活動。当初は平和的に行われていたが、やがて多くのデモが暴徒化し、収拾のつかない状態となった。

 

米FBIは、デモ参加者の中に暴力行為を扇動した人物、あるいは暴力を誘発した人物がいると見て、6月1日、FBI公式サイトツイッターで市民に情報提供を求めた。

 

公式サイトには、太字でこう書かれている。「もし違法な暴力行為が行われているのを目撃しているなら、あるいは将来目撃することがあれば、それに関する何らかの情報、写真、動画を我々に送ってくれるよう強く求めます」。

 

これに応えて、ツイッター上に多くの返信があったのだが……

 

警察による暴力の証拠映像が数多く

 

FBIの意図は、暴力を扇動した「デモ参加者」を特定することだったようだが、それに反して、市民から送られた映像のほとんどが、警官が暴力を振るうシーンだった。FBIのツイートに対する返信の、いくつかを紹介しよう。

 

↑ この写真はニュースメディアに掲載されたものらしい。警官が女児に向けているのは、暴徒鎮圧に使われるゴム弾銃。

 

↑ パトカーが市民をなぎ倒す場面など、警察による暴力シーンがまとめられている。

 

↑ FBIへの返信には、皮肉まじりにこう書かれている。「抗議デモに乗じた泥棒に関する情報があります」。

 

↑ 誰もいない婦人靴店「ナチュラライザー」のガラスを壊す警官。壊した理由は不明だ。(割れたままだと危険なので全部壊した、という見方もできる)

 

↑ 「平和的にやっていれば、警察は撃ってこない」と投稿文にあるが、動画の最後で警察は撃って来たので、2人は逃げ出している。

 

↑ 投稿者のコメントは「これはあまりに間違っている……彼らは豚だ」と、かなり厳しい。

 

↑ これはホワイトハウス前でのデモの様子らしい。警官が盾で、メディアのカメラマンを殴っているのが分かる。

 

↑ 投稿文には「まず、ミネアポリスの街にいるならず者(を何とかすること)から始めてくれ」とある。ならず者、とは警官たちのこと。家の窓から撮影していた女性は、いきなりゴム弾を打ち込まれて悲鳴を上げている。

 

↑ ミルウォーキー市の小柄な女性は、自分が5人もの警官に取り押さえられた場面をアップした。

 

↑ 投稿者によれば、ロサンゼルス警察の警官は「非武装の平和的なデモ参加者を、楽しみで殴っている」とのこと。

 

↑ cSquareという人が投稿したこの動画には、ただならない雰囲気が漂っている。撮影された時間も場所も不明だが、FBIへの返信としてアップされていることは確か。倒れた男を殴る蹴るしているのは、腰に銃らしきものを下げているところから見て、やはり警官だろう。(了)

 

出典元:boredpanda:FBI Asks People To Send Evidence Of Violence During Protests, Gets Videos And Pics Of Police Violence In Response(6/4)

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