ドバイ警察が導入予定の「ホバーバイク」、試験飛行で事故が発生
中東ドバイの警察が導入する予定の「ホバーバイク」。その試験飛行で、事故が起きる様子が撮影された。
4つのプロペラで飛ぶバイク
そのホバーバイクとは、米カリフォルニア州を拠点にするメーカー「Hoversurf」が製造している「Scorpion S3」だ。
これは4つのプロペラで空に浮かび、移動できる乗り物で、ドバイの警察が2020年までに導入するとして注目を集めた。
しかし今回、試験飛行の際、突然ホバーバイクが急降下し、地上へ激突。引っくり返る事故の様子が撮影された。
高さ制限を超えたのが原因か?
実はこの動画は当初「Hoversurf」がYouTubeにアップロードしていたのだが、その後削除され、ドバイ警察もこれらの動画の痕跡をネットから取り除こうとしたという。
そして「Hoversurf」が最初に投稿した動画には「ドバイで指標が無視(拒絶)された。そして事故が起きた。30メートルの高さから落下した」とキャプションがつけられていたとか。
実は「Scorpion S3」は高さ制限が16フィート(約4.8m)になっていたが、テスト飛行ではパイロットがそれよりもかなり高度を上げているように見え、それが原因でコントロールを失ったと考えられている。
しかしこの事故では、パイロットの警察官は軽傷で済んだという。
「Scorpion S3」は最高速度が時速96kmも出るが、現段階ではまだパイロットが乗った状態で10分から20分しか飛行できないと言われている。(了)
出典元:MailOnline:Shocking moment test pilot was nearly killed by hoverbike’s spinning rotor blades when it crashed and flipped over during trial in Dubai(6/11)